二一、 ページ22
ひやぁああ〜!
ん?悲鳴?
『村田!!今悲鳴聞こえなかった!?』
村「は?いやわからん!」
『なんかこううまく説明できないけど、めっちゃ心配になる悲鳴だったんだけど!!村田!ここまかせれる!?』
村「え!?」
『ごめん!まかせた!!』
なんだか無性に心配で、早く行かないとという気持ちに駆られて悲鳴が聞こえた方へ走った。
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私の直感が悲鳴の持ち主を助けないとと急かさせる。
早く見つけてあげないと!!
声のした方へ走っていると森では目立ち過ぎる黄色を見つけた。
...あれ?あの羽織りの柄、もしかして...
『あの!!大丈夫ですか?』
「ぎゃぁあああ!!でたぁぁあ!!」
『ぎゃあああああ!』
「いやぁぁあああ!」
びっくりしてつい叫んだら彼は再び叫び間合いをとってきた。声かけただけでなのに酷くない?
ってかやっぱり師範の羽織りじゃん!ってことはもしかして...
『善逸...?』
善「ごめんなさい、ごめんな...へ?なんで名前..」
『やっぱり!!あ、私は萩原Aです!師範から話を聞いてたの!..ああっ!師範っていうのは桑島慈悟郎さんのことね!』
善「え?じいちゃんの知り合いなの?」
『じいちゃん?..知り合いってか私も師範の下で鍛えてもらったから善逸の姉弟子にあたるのかな!』
善「ぇぇええ!?そんなことじいちゃん一言も教えてくれなかったよ!?こんな美人が俺の姉弟子なの!?うぉぉおお!!もっと早く出会いたかったよぉお!」
『え、やだ美人だなんてっ、もう〜そんなことないって!』
善逸はなんていい子なんだろう。なんか声汚い時あるけどもうそれすらかわいく思えてきた。
ハッ!そういえば悲鳴の人を探してきたんだった!
てか、もう善逸でしょ。確実に。
なんだろう、この子は私が守らなきゃって感じがする。
善「いてっ!」
『大丈夫?』
...え、なんかめちゃ苛ついてる?
善「炭治郎達も見つかんないし最悪だよ!」
え、炭治郎?...ってか臭!!
善「蜘蛛がカサカサする音気持ち悪いし!いや、蜘蛛も一生懸命生きてるんだろうけどさ!」
怒ってる?けど優しい子だな(^ω^)
カサカサ
善「もう!うるさいよ!じっとしてて!」
『わあ!なに、ごめん!』
善逸が振り返ったので私も後ろを見るとそこには人の頭をした蜘蛛がいた。
善「『そんなことある〜!?』」(汚い高音)
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美穂(プロフ) - また更新されるのを楽しみにしてます! (2021年3月7日 22時) (レス) id: 180cfbbdac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たいやき。 | 作成日時:2020年5月12日 3時