150時間目-B ページ24
貴方side
『裏庭裏庭っと…』
白川君、来てくれるかなぁ…。裏庭へと向かう足取りが重くなる。
裏庭には、いつも通り猫が数匹。そして…
『…来てたんだね、白川君』
バ「連絡貰った時、丁度ここに居てたんで…。それで、話って？」
『あ、えっと、そのー…』
とりあえず今の気持ち伝えたらいいんだよね。
『初めに白川君と会った時は、私のファンって知って凄く嬉しかった。最初は、ファンと友達として好きだった。でも…』
落ち着いて、ゆっくり。
『だんだん過ごしていくうちにさ、白川君の事好きなんだなーって。好きなの最近まで全然分からなかったけど…』
えっと、この次は何て言えばいいのやら。
『えっと、それで…うーんと…』
言葉に詰まっていると、
バ「じゃあ俺からも1ついいですか？」
今まで黙っていた白川君が口を開いた。
バ「最初は歌い手の瑞姫さんとして好きでした。でも、過ごしていくうちに瑞姫さんではなくAさんとして好きになりました。だから…」
だから…のあとは、私が言えなかった言葉。
バ「俺と付き合ってください」
それだ、私が言えなかった言葉！答えは勿論…
『はい！』
良かった…成功した…！肩の力が一気に抜ける。校舎の壁にもたれる。途端、白川君の手が壁にドンって。
『何、どうしたの？』
バ「本当に恋愛疎いですね…。恋愛モノの定番、壁ドンですけど…」
壁ドン…？勿論丼じゃないよね。これ恋愛モノの定番なの？ヤンキーとかが追い詰める時に使う物じゃないの？
バ「何かヤンキーとかの事考えてそうですけど違うんで。確かにそれも追い詰める時に使いますけど、こっちの壁ドンはこうする時に使います」
頭の中が？？？でいっぱい。すると、距離が近くなり…キスされた。
『はあああああ！？何、何これ！？』
バ「これが恋愛モノの定番、壁ドンからのキスですよ？」
『なんなのこの国…何故こんなものを生み出した…』
頭が理解出来ない。壁ドンってヤンキーのやつでしょ…！？
『すっごい恥ずかしいんだけど…初めてだし…』
バ「じゃあ恥ずかしくならないようにしてあげようか？w」
『断る！あといきなりタメで喋られるの慣れない！…戻る！』
逃げるように職員室に向かう。顔が凄く赤いのが分かる。
私は、一見真面目だけど本当はイタズラ好きの少し子供っぽい彼が大好きだ。
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白黒猫(プロフ) - わらるめさん» 今まで読んで頂きありがとうございました！その後はその内…忘れた頃に書こうと思いますw (2017年8月6日 20時) (
レス) id: 388eec0ba6 (このIDを非表示/違反報告)
わらるめ - 完結おめです！！！あかが民の私としてはこれを見つけてから更新がほんとに楽しみでした！！その後、期待しています！！ (2017年8月2日 22時) (レス) id: 70634deff2 (このIDを非表示/違反報告)
白黒猫(プロフ) - 陽花里さん» 今まで読んで頂きありがとうございました！気が向いたらその後的なの書きたいです…！ (2017年8月1日 18時) (レス) id: 388eec0ba6 (このIDを非表示/違反報告)
白黒猫(プロフ) - tyokoさん» 今まで読んで頂きありがとうございました！素晴らしい小説と言って頂きとても嬉しいです！ (2017年8月1日 18時) (レス) id: 388eec0ba6 (このIDを非表示/違反報告)
陽花里(プロフ) - 完結おめでとうございます！とっっても面白かったです！次回作まってます！wその後、すっごく気になります！クミさんも気になります！ (2017年7月31日 21時) (レス) id: 0a6094044c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白黒猫 | 作成日時：2017年6月15日 23時
