147時間目 ページ20
クミside
『えっと…この道を曲がって…あ、ここだ！』
ソ「へぇ、良さそうな所ですね」
あ「さっさと旅館入ろー！…にしても珍しいね、Aちゃんから誘ってくるなんて」
ソ「そうですね。温泉ってまた意外な所を…」
私達はAの誘いで1泊2日の温泉旅行に来ている。仕事が休みの土日に。私達も春休みだしね。
チェックを済まして、部屋に入る。中はthe日本という感じの部屋。結構広い。
あ「わー！景色綺麗ー！」
『どれどれ…おお、凄い…海綺麗』
ソ「夕方とか綺麗そうですよね」
ク「あぁ、分かる」
泊まるのは街を少し離れた隠れた人気の温泉旅館。観光客もそこそこ多いらしい。
ク「何する？夕飯までまだ時間あるし…」
あ「温泉街でも行く？小さいけど、お土産とか買っていこうよ！」
ソ「いいですね！」
『よし、じゃあ行こっか！』
何でAは私達を誘ってまでここに来たかったのかな。少し気になった。
『いやぁ、結構買ったね』
あ「そりゃ皆にも買わなきゃね！」
『夕飯まであと1時間か…どうする？』
ソ「そうですね…夕飯の前に温泉でも入りますか？浴衣もありますし」
ク「私は賛成。皆は？」
あ「私も賛成！」
『賛成。じゃあ早速温泉行こっか』
確か美容に効果があるとか何とか。それに釣られて付いてきた訳じゃないからね。
あ「温泉っていいねー」
ク「そうだね。特に女子だけだし旅行にいいね」
丁度他のお客さんもおらず、私達だけ。露天風呂だからちょっと寒いけど、気にしない。
『ねえ、あの事ホントだったんだね…琥珀と翡翠はちょっと信じたけど他の子信じられなくて…』
あの事…何だっけ…。あ、もしかして皆がAちゃんの事好きってやつ？
あ「だから言ったじゃん！で？決まった？」
『それがね、全然分からなくて…。どうしても選ばなきゃ、ダメ？』
ク「強制はしないけど…もしかしたらA一生独り身になる可能性極大」
『やっぱりそうだよね…ギリギリまで考えてみるか…』
ギリギリまで考えてみる。その言葉に違和感を覚えた。
ソ「そう言えば、何で旅行に誘ったんですか？1人じゃ行けなかったとか？」
『そんなのじゃないよ〜wでも決まったからには言わなきゃなーって』
ク「どういう事？」
何が決まったのか、少し嫌な予感が脳内を走る。そして、その予感は的中した。
『私ね、転任するの。今よりもずっと遠い所に』
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白黒猫(プロフ) - わらるめさん» 今まで読んで頂きありがとうございました！その後はその内…忘れた頃に書こうと思いますw (2017年8月6日 20時) (
レス) id: 388eec0ba6 (このIDを非表示/違反報告)
わらるめ - 完結おめです！！！あかが民の私としてはこれを見つけてから更新がほんとに楽しみでした！！その後、期待しています！！ (2017年8月2日 22時) (レス) id: 70634deff2 (このIDを非表示/違反報告)
白黒猫(プロフ) - 陽花里さん» 今まで読んで頂きありがとうございました！気が向いたらその後的なの書きたいです…！ (2017年8月1日 18時) (レス) id: 388eec0ba6 (このIDを非表示/違反報告)
白黒猫(プロフ) - tyokoさん» 今まで読んで頂きありがとうございました！素晴らしい小説と言って頂きとても嬉しいです！ (2017年8月1日 18時) (レス) id: 388eec0ba6 (このIDを非表示/違反報告)
陽花里(プロフ) - 完結おめでとうございます！とっっても面白かったです！次回作まってます！wその後、すっごく気になります！クミさんも気になります！ (2017年7月31日 21時) (レス) id: 0a6094044c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白黒猫 | 作成日時：2017年6月15日 23時
