129時間目 ページ1
クミside
Aの占いの様子を聞いてしまった。モテ期…きっとあの6人の事だと思う。
このチャンスを逃したらダメらしい。でもあのAがチャンスを掴めるとも思えない。
『クミちゃんどうした？おでん無くなっちゃうよ？』
ク「え、今食べる！」
おでんを食べながら考える。Aのために、私達が協力しないと。
Aは幸せにならないといけない人だから。
ぺ「クミさん、ちょっといい？」
ク「何？もうすぐ帰るから手短にお願いね」
ぺ「姉ちゃんの事よろしくね。俺もたまに遊びに行くから」
ク「なんだ、そんな事か。任せといて、Aは私が守るから」
ぺ「ありがと！じゃあね！」
ク「バイバイ」
日も暮れて、辺りは暗くなっていた。山が多いから、余計暗く感じる。
駅まではAの叔母さんが送ってくれた。暗いから危ないんだって。有難い。
電車は数分後に来た。あまり待たなくて良かったと少しホッとした。
『いやぁ、ありがとうクミちゃん。色々付き合って貰って』
ク「暇だったからね。それに楽しかったし」
元ヤクザの人とは思えないほど親しみやすかったし、料理も美味しかった。
喉が乾いたから、お茶を飲む。
『ねえ、クミちゃんって好きな人いる？』
突然の言葉で、吹き出しそうになった。
ク「ど、どうしたの急に…」
『私そろそろ彼氏作らないとヤバいみたいでさ〜…そこで好きって気持ちはどんなものかと…』
生憎、好きな人はいない。でも、これだけは分かる。
ク「今は好きな人はいないけど、好きって気持ちはその人と一緒にいるだけで楽しいの。何もしなくても、ね」
『ふーん…そうなんだ…難しい…』
考え込んでいる。うんうん唸ってる。
ク「まあ私達もサポートするから」
『ホント！』
パァァ…と顔が変わった。
ク「Aは私が守る。だから安心して」
守るものは、2つある。
1つ目は、
『あ、駅着いた！あー疲れた！下りよっ！』
１つ目は、Aの笑顔を守る事。絶対に。
そしてもう1つは…
『今日はホントありがとう！またね！』
ク「バイバイ」
Aの未来を守る。そして、幸せになってもらう。
それを誓って、私は1歩を踏み出した。
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白黒猫(プロフ) - わらるめさん» 今まで読んで頂きありがとうございました！その後はその内…忘れた頃に書こうと思いますw (2017年8月6日 20時) (
レス) id: 388eec0ba6 (このIDを非表示/違反報告)
わらるめ - 完結おめです！！！あかが民の私としてはこれを見つけてから更新がほんとに楽しみでした！！その後、期待しています！！ (2017年8月2日 22時) (レス) id: 70634deff2 (このIDを非表示/違反報告)
白黒猫(プロフ) - 陽花里さん» 今まで読んで頂きありがとうございました！気が向いたらその後的なの書きたいです…！ (2017年8月1日 18時) (レス) id: 388eec0ba6 (このIDを非表示/違反報告)
白黒猫(プロフ) - tyokoさん» 今まで読んで頂きありがとうございました！素晴らしい小説と言って頂きとても嬉しいです！ (2017年8月1日 18時) (レス) id: 388eec0ba6 (このIDを非表示/違反報告)
陽花里(プロフ) - 完結おめでとうございます！とっっても面白かったです！次回作まってます！wその後、すっごく気になります！クミさんも気になります！ (2017年7月31日 21時) (レス) id: 0a6094044c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白黒猫 | 作成日時：2017年6月15日 23時
