44時間目-ともver. ページ7
貴方side
絶賛不機嫌なう。
何でかって？
何で私が男子達と行かなきゃならないの！？
空気読めよ！ あかクラ男子は全員KY！？
と「空気読めなくてごめんね〜」
『嘘っ、聞こえてた！？』
と「まる聞こえ」
最悪。
と「15分しかないもん！ 早くどこか行こう！」
『はいはい』
しょうがなくともくんと歩く。
距離は少し空けて。
と「何食べるー？」
『何でもいい』
できればたこ焼き以外で。
と「ふーん。じゃりんご飴食べよ！」
『奢ってよね』
一緒に行動してあげてるもん。
それくらいはして貰わないと。
と「言われなくても買ってくるよw」
お、素直で宜しい。
りんご飴の屋台から少し離れた場所でスマホをいじってた。
2年位前からやっているゲーム。
モンスターをひっぱるだけでいいもん。
超楽しい。
ついゲームに夢中になっていると、
《むにっ》
！？
『はにすんの！？(何すんの！？)』
ともくんにほっぺをつねられた。
と「人が折角りんご飴買ってきたのに呑気にゲームですかw」
『はふはったはら！ はなひへ！(悪かったから！離して！)』
そう言って離したかと思えば、今度はほっぺをむにむにし始めた。
と「Aちゃんのほっぺって柔らかいね〜」
その手を無理矢理剥がす。
『はいはい。で？ りんご飴は？』
と「あ、はいこれ！」
りんご飴が差し出される。
『ちゃんと買ってきてる…』
と「いつも買わないような言い方やめてよw」
『ゴメンゴメンw』
早速りんご飴を食べる。
『久しぶりだな〜、りんご飴食べるの』
普通に美味しい。
と「ふーん」
絶対興味ないよね。
と「あ…もうすぐ15分だ…」
ひとまずともくんは終わりか。
でもまだ5人も居るんだよなぁ…。
と「もう少し一緒にまわりたかったな…」
案外可愛い事いうじゃん。
と「ま、いいや！ ありがとね！」
『こっちも、りんご飴奢ってくれてありがと』
ともくん終了。
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作者名：白黒猫 | 作成日時：2016年10月5日 12時
