43時間目 ページ6
貴方side
『行っちゃった…』
折角4人で楽しもうとしてたのに…。
と「…何かごめんね」
『全くだね。で？ 私は誰と一緒に行動したらいいの？』
3人が行ってしまったのだ。
仕方ないが、男子のメンツと行動するしかない。
バ「1人と行動したら他の5人が可哀想なので…」
ア「ソーラさんが言ってた1人15分ずつでいいんじゃないですか？」
よ「賛成」
w「俺も！」
s「反対の人は？」
と「…居ないね。ジャンケンで順番決めようか」
全「じゃんけんほい！ あいこでしょ！ あいこでしょ…」
私はこの光景を見なければいけないのか。
6人も居るんだしあいこは続くよね。
にしても遅い！
『あーもー！ 遅い！ 私が決める！』
私が決めた方が絶対に早い。
『ともくん、白川君、琥珀、翡翠、wato君、show君の順番で！ 文句ある！？』
全「ないです」
『決まりね！ 分かった！？』
全「((●ﾟｪﾟ))ｺｸｺｸ)」
少しストレス溜まった。
ため息をつく。
何で私がこんな事に…。
と「じゃあ最初俺だね！ Aちゃんもちゃみん達ともまわりたいと思うし、もう行こ！」
『あぁ、うん…』
一気に寿命が縮んだ気がする。
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クミside
あ「Aちゃんモテモテだね〜」
ソ「そうですねw」
ク「本人全然気付いてないけど」
Aは鈍感すぎる。
6人は絶対Aの事が好きだ。
それを気付かないってどれだけよ。
あ「Aちゃん、人生最大のモテ期来たかも！」
ク「私には来ることはない」
羨ましいや。
ソ「あのっ、話変わるんですけど…」
あ「ん？」
ソ「Aさんの髪の色って焦げ茶ですよね…？」
ク「そうに決まってるじゃん。初めて会った時からそうでしょ？」
Aの髪色は焦げ茶。間違いない。
Aの家に行った時に写真を見たけど、髪色が違うって事はなかった。
あ「髪色がどうしたの？」
ソ「実は…こっちへ向かう途中で、見えちゃったんです。
《Aさんの髪の一部が金髪だったんです》」
あク「………は？」
Aの髪の一部が金髪？
ソ「それも、根本じゃなくて数本だけ金髪が混じってて。その髪だけ少し短くて」
メッシュじゃないみたい。
あ「ホントに？ じゃあAちゃんはその髪をずっと切って隠してたの？」
ソ「私の予想では……」
ク「まだ確定した訳じゃないから、皆には言わないでおこう」
ソ「お願いします」
A。
貴方は何者……？
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作者名：白黒猫 | 作成日時：2016年10月5日 12時
