猗窩座になってるなんで【煉獄杏寿郎】

34 緑の彼岸花 ページ32

 

庭を見ると、緑と黒の彼岸花が生えていた
この間見つけて持って帰ってきたのを凪咲が植えたらしい


｢渋谷家の庭にも珍しい色の生えてたのだけど、彼岸花は縁起悪いってお婆さまが引っこ抜きました｣

｢…｣


縁起の悪い花を、人んちの庭に植えたのかこの人は。


｢緑と黒もですけど、青も珍しかったです｣

｢そですか、……えっ！？｣

｢にゃっ！？｣


｢青い彼岸花も綺麗でしたよ。すぐに萎んじゃったけど｣

｢ななんと！！！｣

｢うにゃあー ( 青い彼岸花を引っこ抜いただと！？頭に脳みそ詰まってないのか！お前ら人間どもは！！)｣


｢座ちゃん、どうしたのかしら、ご機嫌斜めのよう｣


そりゃそうだ。鬼総出で探してるのに見つからない事を思えば。

シャーシャー言いながら何処かへ行った

いやびっくりだ。特に凪咲さんに。


そして緑の彼岸花を別に考えもせずカブっと口に入れ食べてみた

煉獄さんからしか食べれないにもかかわらず食べれた


｢Aちゃん、彼岸花は毒あるから食べちゃダメです｣

｢そうなの？食べちゃった｣


シュウーーーーーーウ

え、ええ！？


「Aちゃん？」

「みゃあ」


猫座に、なった、、


｢あら、今度は猫ちゃんになっちゃったの｣



▫️



太陽の下外へ出るのは何日ぶりだろう

るんとキャットウォークなんかしていると、前方から数匹の猫が道を塞いでいた

なんかガラ悪そうな野良だな。逃げよ。と思ったが遅かった囲まれていた


｢ボス、こいつだ。バチクソ強い｣
｢お前か！最近この辺りを荒らしてるのは｣
｢俺と永遠に闘おうって言って、仲間ほぼやられた｣


ボコられる。自分は猫座さんのように強くない。猫座さん今回もやりすぎみたいです。。
　

｢猫の喧嘩か。だがこれは見過ごせないな｣

「みゃあー ( 煉獄さん！)」

ちょうど任務帰りの煉獄がいた

「煉獄の兄貴だ！」
「煉獄の兄貴！」
「カッコいいな！」
「俺を飼ってくれ！」

にゃあにゃあと猫が騒ぎ出した。野良にも人気者だ


｢君たち多勢に無勢は感心しないな。やるなら１対１でやればいい｣


そう言ってAを抱き上げ立ち去る


｢君は…うちにいる猫か？｣

｢みゃあ ( そうです煉獄さん。助けてくれてありがとう！)｣


べったりと煉獄に張りつき返事する


「帰って傷の手当てをしてやろう」

「みゅ ( はい！)」


凪咲に手当てをしてもらい、朝食も湯浴みも済ませ部屋に入った煉獄の所へ行く
 

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