猗窩座になってるなんで【煉獄杏寿郎】

33 煉獄さんと猫 ページ31

 

煉獄が回復し任務遂行の日常が戻る。今夜もいない


｢猫座さん、この頃のんびりですね｣

｢無惨様からの指令がない｣

｢ついに無惨に見捨てられましたか…
バチボコにされて、失望したって言われてましたよね！｣

｢…｣

｢っと、ごめんさない｣


何も言わず部屋から出て行った猫座さん
気になってちょっと探してみる
この廊下をまっすぐ行くと煉獄さんの部屋だ

なんか話し声…
煉獄さん！帰ってる！

襖が空いてたのでちょっと覗いてみる

着流し、かっこよ！脚がちらっと見えてっ//


「お帰りなさい！」

「ただいまと言っておこう」


こうやって、応えてくれる。優しい

ほっこりしてたら猫座さんが目に入った


「にゃー ( 杏寿郎、鬼になれ ) 」


猫座が煉獄の膝に乗った


｢なんだ、人懐っこい猫だな」

｢ちょっと猫座さん！煉獄さんにくっつかないで！」

｢にゃー ( いい筋肉だ ) 」


猫座が煉獄の胸にしがみ付く。Aはそれを許さず尻尾を掴んだ

尻尾を掴まれるのを物凄く嫌がった猫座


｢ぎゃあー ( 尻尾掴むな！殺すぞ！ ) ｣


着流しにしがみ付きシャーシャーと言い争う


｢こら上弦の参、猫をいじめてはいけないぞ｣


そう言って引き離し、猫座を抱きかかえる

それをじっと見るA


羨ましい


｢わたしも同じようにお願いします｣


両手を煉獄の方に広げた
抱っこしてもらおうとするAを無視で猫座の方を見ている


「人に慣れてるな」

「にゃあー ( 胸筋が素晴らしい ) 」


猫座が着流しから見えている胸をチロチロ舐めた


「ハラが減ってるのか、ん？」


やん、ものすごく優しい言い方。わたしも言ってもらいたい

そーっと煉獄さんのそばに忍び寄る

なんて綺麗な横顔、美丈夫 of 美丈夫


うっとりしていたが、煉獄さんは今から寝るんだよね

そう思い押し入れから布団を出して敷いた


「煉獄さん、ここにどうぞ」

と掛け布団をめくり上げた


「敷いてくれたのか。ありがとう」

捲りあげた布団に入っていく


「煉獄さん、おやすみなさい」

横になる煉獄に布団をかける
途端にガバッと起き上がりこっちを見た


「君！なぜ横に寝てるんだ！」

「ダメですか？」

「ダメに決まっているだろう」

「一緒に＿

「断る！」


安定に廊下に放り投げられた


暗いうちに雨戸を閉めてると

｢君のその不屈の精神は見上げたものだ！猗窩座君！｣

パパ上には褒めていただいた
 

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