煉獄サンタ寿郎【煉獄杏寿郎】 (ページ12)

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伸ばした指がトップに触れ先端を転がした。身体の奥がきゅうと疼く。

始まるという時は決まって逃げたくなる。快感に溺れてしまう自分、フシダラな女と思われたくない。

「赤い顔をして」

自分がどんな顔をしているのか、見られたくないのに手を押さえつけられて隠す手段もない。

Aに乗っていた体を横にずらすと、すでに尖っている二つの先端を親指と小指の腹で押さえる。

「君はこれが好きだろう」

「〜〜・・・」

乗せてるだけだが、敏感なそこを刺激され身体が反り返える。

「…っ……ゃっ…」

執拗な指から逃れようと上半身を捩ったが、片脚を挟み込むように太い脚が乗り押さえつけられた。

「いやなのか？」

嫌ではないのを分かってるくせにこんな事を言う。

「……いぢ…わる…だ…」

手首を捕まれ脚も抑えつけられ、瞳を潤ませて苦しそうに蕩けるAを、緋い眼がそらす事なくじっと見ている。

 「…たまらないな」

  杏寿郎の動作がもっと淫猥な次のステータスへ移っていく。自身はとっくに身体の一部が硬化していた。

   押し寄せる快楽に何回意識を飛ばしただろう

「…も……む…りぃ…」   

聞き入れて貰えない言葉を何回言っただろう

終わらない夜は、そのまま朝を迎えた。