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37 告白 ページ37

 


「有難い事にこの間からやたらとさつまいも料理が運ばれてくるのだが」

「杏寿郎の欲しい物でしょ?こないだ贈り物のやり直しするって言ったよ?」#

「そんな事を言っていたな」

「次はスイートポテトだ!エンドレスだ!」

「楽しみだ」

「うん」

「頑張りすぎないように!」

「うん!」


「お風呂済んでるから」

「着替えをどうした…
 四季風の家に置いてるのか」

 「「へへっ」」

「ダメ?」

「いや、構わない」

笑ってる、良かった

「槇寿郎さん放ったらかしでごめんさい。
 大人だからいいかなと…」

ご飯は部屋に運んでいるからと言うとまた優しく笑っていた



「任務終わったの?今日は速いね」

「ああ」

「じゃ帰る」


「A」

「ん?」


「中庭においで」

「中庭?」

「少し話をしよう」


中に(いざな)われる


「千寿郎、裏の勝手口を開けてくれ。俺は外から回ってこれを置きに行こう」

「はい。Aさん、今日はありがとうございました。おやすみなさい」

「うん、おやすみ」


「持って頂いてありがとうございました」

「当然の事だ!ゆっくり休むように!」

「はい、おやすみなさい」



庭に廻るとAが夜の空を見上げ立っていた

月の灯りがいつぞやと同じに彼女の身体に光を当てる

蒼く輝く横顔に、今尚見惚れるのは必然



美しく成長した

あどけない少女から大人の女に


誇り高く素直な心でそこに立ち

強い光で惹きつける



こちらに気付き笑顔を向けた

煌めくその笑顔は揺るぎないこの想いにまた火をつける


ゆっくりとAの方に歩き横に並んだ



「さつまいものように」

「え?」


「俺が欲しい物を言えば、君はそれをくれるのだろうか」

「ん」



「A」



呼ばれてそちらを向くが腕を組んだまま前を向いていた

言ったっきり遠くを見て黙り込む


静まり返った宵闇、ゆっくり言葉を発した


…………………………………………
#▼ 2-22 お揃い
(http://uranai.nosv.org/u.php/novel/taito292/?p=%C0%E9%BB%DE&&ans=21)

 

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設定タグ:煉獄杏寿郎 , 鬼滅の刃 , 炎柱   
作品ジャンル:アニメ
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りた(プロフ) - 結城さん» こちらの方も読んで頂きありがとうございます!とても嬉しいコメントを頂きありがとうございました!キュンキュンして頂けるように頑張りたいと思います! (2021年12月6日 0時) (レス) id: 758a244466 (このIDを非表示/違反報告)
結城(プロフ) - 1からやめられず一気読みしてしまいました!焦ったい2人の恋にキュンキュンでした…! (2021年12月5日 5時) (レス) @page35 id: 3f7c57052f (このIDを非表示/違反報告)
りた(プロフ) - こんばんは!読んで頂きありがとうございます!こちらの方こそとても嬉しいコメントをありがとうございました!更新頑張りたいと思います! (2021年12月3日 0時) (レス) id: 758a244466 (このIDを非表示/違反報告)
とらねこ(プロフ) - こんばんは。更新ずっと待ってました!ありがとうございます^ ^ (2021年12月2日 18時) (レス) id: 76483924bb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りた | 作成日時:2021年8月23日 1時

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