32 鹿鳴館・尋問 ページ32
「潜行案件に何で爆音呼吸のテメェが行ってんだァ」
「俺しか居なかっただろーが」
「甲でないヤツ何で連れて行ったァ」
「甲だろ」
「四季風!階級示せやァ!」
急に言われてビクッとした
それを感じた杏寿郎がふわっと羽織と一緒に包んでくれる
「不死川、君はもっと優しく言えないのか」
「弱いの連れてくから食らうんだろうがァ」
「言えないみたいですね」としのぶさん
「煉獄の口元は喰われた後じゃねぇのかァ」
「死不川それは違うぞ。俺が喰っていた」
時々ぎょっとする事をサラッと言う
「はぁ?」
「く、薬を飲ませて貰っただけです!」
「お前まだ術解けねーのか」
千枝の爪は伸び犬歯は見事に牙になっていた
口角を広げて牙を見せ
「はい。物理的には見ての通りです」
「もっと日光に当たった方がいいな。どれ俺が肩車してやろう」
「煉獄さん?それは見当違いですよ」
「おい!煉獄!ちゃんと指導しろやァ!」
「そんなに怒るな不死川!A気を付けるんだぞ」
「はい!炎柱さま!」
「甘…」
「煉獄!甘やかすなァ!」
「帰りに甘味処に寄るか!」
「はい!」
「甘いで甘味を連想したんですね」
こんな具合でなかなか進まず、結論から言えば人選等その他については以下の理由により不問となった
▪️当人の知人の証言に早期鬼を発見撃破
▪️当人の判断により女隊士が軽傷で済む
(持ち場を離れた事を問い詰められる)
▪️政府より感謝の意を表明される(極秘)
最重要であった三番目が特に効力を発揮した
そして音柱に於いては、名刺しで感謝された為、お館様より直にお褒め頂いた
そんな音柱から
「お前とは二度と組まない」
「どうしてでしょう」
「お前と関わるとこうなる事が身に沁みて分かった」
「なんと」
「うまい!うまい!」
甘味処で蓬餅をAは餡餅を食べている
「美味しい〜しあわせ」
「うむ、それは良かった!」
唇の端の傷、覚えてないけど私だ
「杏寿郎…口の端っこ…私が?」
「案ずるな。何ともない」
「赤く傷になってる、食べる時滲みる?」
「はは、こんなものは傷のうちに入らん」
「腕めっちゃ噛んだとこ…」
「俺の筋肉を舐めるな、何ともない」
「…」
「A、俺には君の無事が何よりだ。気に病むな」
「…うん、ありがとう」
「うん」
こうやってまた杏寿郎の優しさに触れ
温かい気持ちになる
どこまでこの人は優しいのだろう。。
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りた(プロフ) - 結城さん» こちらの方も読んで頂きありがとうございます!とても嬉しいコメントを頂きありがとうございました!キュンキュンして頂けるように頑張りたいと思います! (2021年12月6日 0時) (レス) id: 758a244466 (このIDを非表示/違反報告)
結城(プロフ) - 1からやめられず一気読みしてしまいました!焦ったい2人の恋にキュンキュンでした…! (2021年12月5日 5時) (レス) @page35 id: 3f7c57052f (このIDを非表示/違反報告)
りた(プロフ) - こんばんは!読んで頂きありがとうございます!こちらの方こそとても嬉しいコメントをありがとうございました!更新頑張りたいと思います! (2021年12月3日 0時) (レス) id: 758a244466 (このIDを非表示/違反報告)
とらねこ(プロフ) - こんばんは。更新ずっと待ってました!ありがとうございます^ ^ (2021年12月2日 18時) (レス) id: 76483924bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りた | 作成日時:2021年8月23日 1時