10 洋食屋の娘・音柱炎柱来店 ページ10
音柱様だ!
デカイな
派手だな
ここ柱もよく来るんだって
へー
「いらっしゃいませ、何になさいますか?」
「とんかつ定食」
「はい」 と 今日もいい笑顔だ
煉獄が 好きであろう娘を観察する
親しみやすいのか男女問わずよく話して接客する
七菜と呼ばれているこの娘と、話をする男客は嬉しそうだ
口説かれる事もしばしばと聞いた
「いい動きだ、手際がいい」
「そんな事ないですよ、
この間もお水をこぼしてしまいまして…」
と始終 笑顔を絶やさない
「よく動くし、可愛い
男が放っとかないだろう。彼氏いんの?」
単刀直入で聞いてみた
「そんな言いすぎです。そしていませんよ」
「ふーん、 あ、後で 煉獄 来るから」
言うと 明らかに瞳を輝かせる
これは両想いだろう
良かったな 煉獄
初恋が叶って
炎柱様だ!
派手だな
赤いな
柱が2人になったので
店内にいる隊士らが凍りつく
「いっらしゃいませ、煉獄さん。
何になさいますか?」
「焼肉定食を10人前 頼む」
「ふふ いつもたくさん注文して頂いてありがとうございます」
「いや、美味い定食を提供してくれて嬉しく思う!」
「ありがとうございます。店主に伝えておきますね」
笑顔でしっかり応える
「いい笑顔だ! 君は接客が上手い!」
「いえ... そんなこと...」
ぽっと赤くなり奥に引っ込んで行った
「彼氏いないらしいぜ」
「そうか!」
「七菜って名前らしい」
「なるほど!」
「呼んでやれよ」
「なぜ」
「名前で呼ぶと喜ぶだろ」
「君が呼んでやればいいだろう」
「なんで」
「喜ぶんだろう」
「俺が喜ばせてどうすんだ」
「とんかつ定食、お待たせしました。
煉獄さんのはもう少しお待ちくださいね」
「うむ」
どこ見てるか分からない煉獄が…
「先に食べていいぞ、 天元」
うっグッ ゲホッ ゴホッッ
飲んでた茶がむせた
「俺を喜ばせてどうすんだ!」
「……」
いったい こいつは 何考えてるんだ
と お互い思う二人だっだ
174人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:りた | 作成日時:2021年4月18日 3時