そばに 1【煉獄杏寿郎】 (ページ8)

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8 洋食屋の娘・撮り直しページ8

「撮り直しだって」…… 炭

「なんっで」……善

入隊式の日に記念撮影をした
新人隊士の紹介としてその写真を掲示板に貼り出す

張り出した写真がなくなったので撮り直しとなった

「ネガは無いんですか？」と竈門

「基本書類はネガ等も含め廃棄処分になる。残せるのは本部への提出物のみ。外部に
漏れるのを防ぐ…

「誰も聞いてませんけど」

「……」

「じっとしてるのが無理」
「面倒くさい」

文句を言う我妻をなだめる竈門と四季風
それを見ている栗花落

たった１枚の写真を撮り直すだけで
この騒ぎだ

教育訓練２日目の朝にて
うんざりの教育係の中村と石原だった

………………………………………………………

初日に行った洋食屋さん
カナヲは今日も帰った
昼食時間を過ぎているからか空いていた

「この間も来てくれましたよね？」

洋食屋の娘さんが話しかけてくれる
善逸が悶絶している
炭治郎や善逸とひと通り話し終わると

娘「同世代の女隊士さんが来てくれると嬉しいです。他の女隊士さんとお話ししたりするんですか？」

「同期以外の女隊士さんと話したことなくて…」

娘「威厳あって憧れますよね、かっこいいです。でもなんとなく怖いし、そんなには仲良くなれないものかもしれませんね…」

「……はい」

娘「竈門さんや我妻さんのように同期の男の隊士さんがいてくれて心強いですね。守ってもらえるというか」

優しい笑顔で言う娘さん

「はい！それは本当にその通りで」

と笑顔で返す

帰り際

「また来てくださいね、待ってますね！」

私を見ながら、笑顔で言ってくれた