48 みんなで狩り・風柱 ページ48
────下弦の禄だった
ふ……ぅ
呼吸を何とか整える
左の肋骨…杏寿郎に指摘されたとこやられた
息がしにくいな、全身のあちこちが痛い
入院かな、やえさん心配する
3人とも過去イチボロボロだった
「A」
わざわざ 名前で呼ぶ。力尽きてるけど
強い瞳がこっちを見る
私への憎しみもない。この子は初めから
そんなもんなかったわ
「あんたの尊敬する人って誰」
ゆっくり笑いながら
「幼馴染み」
そいつが頭に浮かんだのか嬉しそうに言う
「ここ来る前に会った?」
「うん」
キラキラした瞳で答える
…まったく、可愛いのは分かったから
短時間で立ち直りの訳が分かった
「頸斬ったの てめぇらか」
背中に【殺】の一文字、顔にキズ
村(げっ、風柱様!なぜ今ここに)
本(風柱! 来んの遅いわっ)
「下弦の禄にこのザマか、次は1人でやれ」
村(えぇ、こえ)
本(いたわれよ)
「分かった」
ぐったりしているが、前を見て言う
風柱が目だけをAの方に向け見下ろす
「てめぇ、 名前は」
「四季風」
「四季風、柱相手にタメ口か」
「すみませんでした」
顔を上げ風柱を真っ直ぐ見て言う
「日輪刀の色は」
「三色刀」
しばらくじっと見下ろす
「てめぇ、まだタメ口」
「…すいませんでした」
2人のやり取りをドキドキしながら
見守る村田と本田だった。
風柱 不死川実弥
怖い本気で怖い
すぐ手が出る
実は優しい、子供と動物が懐く
おはぎが好き
好きな人がいたらしい
中村ノートより
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作者名:りた | 作成日時:2021年4月18日 3時