44 理由・自分の ページ44
鬼殺隊に入った理由……なんとなくだ
物心がついた頃から人より運動能力が秀でていた。剣さばきも例外では無く槇寿郎さんからは「見込みあり」と太鼓判を押された
先祖は鬼殺の家として代々柱を担ってきていたが、祖父、父、叔父、兄と全く剣士の才がなく 曾祖父の代で途切れてしまった。時代の流れもあり剣士から商人へと移行したのだ
師匠が曾祖父の継子で元しき柱という運にも恵まれた。今思えば祖父が仕組んだのではとも思う
父に鬼殺隊士になると言ったら物凄く反対され諦めかけたが、次々と来る縁談を断る理由として「娘は鬼殺隊士になったので」と、もはや入隊した事になっていた
世間では知られていない鬼殺隊だが縁談先の家々にはその存在は知られている
入隊と聞いて大抵は「おおそれは頼もしい」と感嘆の後、嫁には遠慮する。と表情に出す。それはそれで成功しているのだが「嘘はいけません」と素早く入隊したのだ
言われた事、結構こたえた
こんな私がこの先
ちゃんとやっていけるのだろうか
人々を守っていけるのだろうか
辞めなければいけないのだろうか
とぼとぼ。。と
過去最高に重い足取りで帰る
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作者名:りた | 作成日時:2021年4月18日 3時