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41 炎柱・背中で想う ページ41

  


「む、いつの間にいなくなった」



重々しく歩いていたらフワッと身体が浮いた。かつがれた


「君はちょっとも待てないのか」


肩に担がれ手がだらんとなる

なんか楽 手足が伸びて これいい



「安定が悪いな」

一旦降ろされ背負われる


密着してるけども人目さえ気にしなければいつもの恥ずかしさはない

腕を首に軽く巻き付ける
髪が顔に当たるくらいに近い

何より広くてあったかい背中が心地良い


さっきの背中の白い滅と爆炎が頭に浮かぶ


凄かった。炎柱のパワーを見せつけられた

隊士が憧れるのも凄く分かる

その憧れの凄い人に背負って貰って…
申し訳ない…痛い視線も仕方がない

幼馴染みの特権という事で許して貰おう



カッコ良すぎた

炎立つ剣技も、歌舞伎な動作も
燃え盛る炎も、何もかも


あれを見て好きにならない人なんて
いるんだろうか



洋食屋の娘さん、きっと杏寿郎の事好き



杏寿郎は誰か好きな人、いるんだろうか…


聞いてみようか、いや、やめておこう

他の誰かの名前、聞かされても…




今までどんな人と付き合ってきたんだろう

どんな人が好きなのか気になる


たくさんの人と付き合ってきたんだろうか

一度に何人もとか…いや、それはない

付き合わず何人もとか…それも、ない…?

基本真面目だから…1人の人とだけ…?




私に触れる手とか

抱きしめる時の腕とか


触れる事に慣れてる

ドキッとする場所を知ってる

そう思わずにいられない


とても自然で、ちょうど良くて

ドキドキさせられて




そういう事を

他の誰かと…




ギュッと杏寿郎にしがみつく




「む、首が絞まってしまうぞ」




あ、食事代


「食事代、立て替えてくれたの?」

「ああ、だが立て替えた訳ではない」

「・・・?」

「俺といる時は支払いについて一切気にしなくていい」


「ぇ、そういう訳には…

「そういう訳でいい、千寿郎に払わせた事などないぞ」


千寿郎と同じでいいのかな…

「いいの…じゃあ、今日のもありがとう」

「うん」


音柱といい柱は太っ腹だ

「さすが炎柱だ!」

「急にどうした」




「今日はゆっくり食べれなくさせてごめんなさい」

「気にするな」


「それより待てと言ったら待て。いいな」


「い、犬…?」


「いいな」


「……」


「いいな?」


「zzz…」


秒で寝た



「計り知れない特技だな」



 

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設定タグ:鬼滅の刃 , 煉獄杏寿郎 , 炎柱   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:りた | 作成日時:2021年4月18日 3時

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