そばに 1【煉獄杏寿郎】 (ページ35)

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35 隠し事・禰豆子ページ35

「そういえばA、煉獄さんと知り合いなの？」

ギクッとする

「幼馴染なの …なんで？」

「そうなんだ！
煉獄さんに、Aは禰豆子と会った事があるのかと聞かれたよ？」

「…… 。。」

陽光の当たらない所で煉獄さんと話したので
禰豆子は出てきていた。

「少年、君の名前に聞き覚えがあるのだが
　４月(ゲツ)入隊組か？」

「はい、そうです！煉獄さん」

「Aを知っているだろう」

「はい、同期で任務も何度か一緒でした！」

「Aは鬼の妹と会った事があるのか」

「はい。禰豆子はAにも懐いています」

禰豆子はとても煉獄さんに懐いていた

俺は君を斬首するつもりでいるのだが？

禰豆子に言っていたがお構いなしだ
煉獄さんからは優しくてとても強い匂いがした

Aからは何故か絶望の匂いがする

「A、大丈夫？」

「え、う、うん、大丈夫」

全然大丈夫じゃないみたいだけども

「A、話変わるけど、間違ってたらごめん。この間女隊士の人とぶつかった？」

「あ、うんぶつかった」

二人とも心配そうに見ているが

「気にしてないよ」

「うん、そうだね」

匂いと音で感じ取ってくれたみたいだ

当たったのは３回、支店に行く事がなければ会う事もないのであまり気にしていない

何だろうとは思うのだけども

今日は３人とも別々の任務なので
この場で別れそれぞれ現場に向かった