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25 月光・着流し ページ25

 



今日に限って非番……


塀に片手を付き勢いよく横跳びで
壁を超えて目の前に着地する

この登場の仕方がお気に入りのようだ


着流しの裾がはだけて
筋肉質の脚が見える
見慣れない脚にドキっとした



着流し、かっこいい……



チラッとぶ厚い胸板が見える
目のやり場に困る…



「傷だらけだな」


手を引かれ屋敷に連れて行かれる

「傷の具合を見てやろう、先に体を流してくるといい」

「傷は大した事ないし、家に帰って入る」

「着替えは…これでいいだろう」


人の話し聞いてない

着物を渡され仕方なし入る

そーと身体を洗い、迷ったが髪も洗った
沁みるので湯船には入らなかった


渡された着物を着る…


杏寿郎の…?

まさか槇寿郎さん?
…いやそれはない、たぶん…


大きい、長い

裾に合わして帯を結ぶと前がはだけるので
前をしっかり固めて帯を締める


裾を引きずり杏寿郎の部屋の前まで行く


「はは 俺の着物は君には大きすぎるな」


見つめたまま読んでた本をパタンと閉じた



「こっちにおいで」



スリスリと引きずりながら部屋に入った
入ってくる動作を笑いながら見てる

手の先までスッポリと隠れそれでも
まだ長い、どこもかしこも大きい


目線が合ったが、禰豆子の事があるので
逸らしてしまう

普段目線が合わないのにこいう時だけ合う



「A、なぜ目を逸らす」

「逸らしてないよ」


片膝を立てその上に腕を乗せた姿勢で
じっと見る


「な、なに」


「なにか俺に後ろめたい事でもあるのか」

「ない、ちょっと疲れてるのかな」


緋色の瞳が見透かしてるかの様にじっと見る


蛇に睨まれたカエル状態の時間…
善逸と一緒に蝶屋敷に行けば良かった

もう無理。 思った頃に


「まあいいだろう、薬を塗ってやろう」

ホッとした

「いい、大した事ないから…」


正面に座らせ人差し指でアゴを持ち上げる

話、聞いてない


「むー」 禰豆子のマネをした


顔の小さな傷に薬が塗られる

当然、顔がとても近いっ



 

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設定タグ:鬼滅の刃 , 煉獄杏寿郎 , 炎柱   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:りた | 作成日時:2021年4月18日 3時

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