君が好きです。2 ー永瀬廉ー

24話 ページ4

流「お姉ちゃん。目、少し腫れとるで目薬もってきや。」


と言って、流星がうちに目薬をくれた。



あ「ありがとう。流星、お弁当忘れんようにな。」



流「うん。いってらっしゃい。」



あ「いってきます」



朝から少しルンルン気分で家を出たうち。



だけど玄関を出た目の前には、廉がいた。



うちの体は、一時停止する。



廉「A、おはよう。」



あ「うん…。どうしたん？」



廉「あのさ、昨日の事なんやけど…」



あ「あ、ごめん…。うち、朝用事があるねん。」



反動的に、この言葉が出てまった。



廉「そうなんや。じゃあ、また今度。」



あ「うん、ごめんね。」



うち、最悪。



きっと廉は、昨日の事を説明しに謝りにきたんだろう。



それなのに、自分の思いで先走ってまった。



ほんま、最悪。



こんなん、初めてや。



廉の事で、こんなにいっぱいいっぱいになるなんて。

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