403 Fsaid 彼女の家 ページ23
藤ヶ谷said
「そうなんだ…。」
…。
「ずっと好きだったもんね。」
彼女はずっと北山が好きだった
断片的に蘇ってきた記憶
A「…ずっと…か」
…。
なんだろ…なんでそんなに悲しい顔すんの?
「…幸せ…じゃないの?」
って聞く俺は無意識に…
A「幸せ…ですよ。
もちろん」
うん…だよね
三人がけのベンチに
人ひとりぶんの間をとって座っている
俺たちふたり
…。
煮詰まるような空気に空を見上げると
「…満月」
頭の上には大きな満月が出ていた
俺の言葉に空を見上げる
「…今夜は月が…綺麗だね」
空気を和ませようとした
それだけで言った台詞に、一瞬目が合うと
パって目を反らしてうつむいた
…え…
「あ、あの…俺
なにか傷つけるようなこと言った?//」
だって、涙を拭うような仕草
小さく首を振るけど、明らかに様子がおかしい
「え、Aちゃん?//」
A「…本当に、大丈夫です。
そろそろ、帰ります。」
俺と目を合わせずに立ち上がる
あ
ついていこうとしたとき
「A。おかえり。」
って、女性が現れた
「あれ?…藤ヶ谷君?」
…俺を知ってる人?
A「お母さん!」
お母さん…
母「遅いから心配したのよ?
あ、でも藤ヶ谷君が居てくれたなら
安心ね。」
久しぶり、元気だった?って話しかけられた
「あ、お久しぶりです。
すみません
こんな時間までつれ回してしまって。」
咄嗟に話を合わせた
母「本当に藤ヶ谷君は礼儀正しいのね。
Aにはもったいないわ」
…?
それってどういう…
A「お母さん!//もういいから!//
藤ヶ谷先輩、本当にここで//」
会話を遮るようにして頭を下げた
母「え、藤ヶ谷君、寄っていかない?
お茶ぐらい」
ここまでついてきてもらったのに
そのまま返すなんて申し訳ないって
半ば強引に家にあげられた
実家とはいえ
こんな時間に女の子の家にお邪魔するとか…
いや、実家だから尚更ダメか
そう思いながらも
Aちゃんを彼女の部屋へ運んだ
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Cuz(プロフ) - はるかさん» 作者の方ではなくて申し訳ないです、、、!ももさんの小説リストを辿ってみてください!続きありますよ! (8月26日 6時) (レス) @page50 id: 0671d0725c (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 一気に読みました。続き気になります。続きを待っています。 (6月15日 12時) (レス) @page50 id: a5101dca74 (このIDを非表示/違反報告)
c(プロフ) - 藤ヶ谷くん思い出してください、頑張って涙!そして主人公ちゃんが藤ヶ谷さんをまた受け入れてくれますように、、 (2020年4月19日 4時) (レス) id: b90a326d63 (このIDを非表示/違反報告)
ともみ(プロフ) - またお別れしちゃうのかな?切ないけどそんなお話もいいものですね。楽しみです。 (2020年4月11日 14時) (レス) id: e3c85a4b1a (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 切なくなってきました。主人公は、みっくんと結ばれないのかな…(涙)どうか、二人を結びつけてくださいm(__)m (2020年4月10日 22時) (レス) id: c093b1f16a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もも | 作成日時:2020年3月27日 20時