386 Fsaid 大切な人 ページ6
藤ヶ谷said
宮田「あーぁ、もうすぐ夏か
いいなー。カップルは。」
昼休み、食堂で項垂れる宮田
季節は梅雨明け間近
そういや、萌ちゃんには
イケメンの彼氏がいるんだもんな
宮田「ねー、ガヤさん。
今日飲みに行かない?」
いやいや…俺だって咲良が居るし
宮田「無理かー。
じゃあ、Aちゃんのこと誘おうかなー。」
Aちゃん…
宮田「あ、でもダメかー。
ミツがいるもんなー。」
『みっくんが…』
ってよく…
「なぁ…Aちゃんと北山って
やっぱり付き合ってんの?」
宮田「え、あー、
付き合って…はないんじゃない?」
え…
宮田「すごく仲はいいけど。
あ、でも確かに最近のふたりの空気は
なんか今までとは違うかも」
一瞬、フワッとした浮いた気持ちが
地に落ちるような
なんだ…この感覚
宮田「気になるの?」
「…え、いや、別に。」
なんで俺、こんなこと聞いてんだろって
自分でも…
宮田「そっか。
ガヤさん…本当に思い出せないの?
Aちゃんのこと。」
…。
宮田「あ、いや…どうなのかなって…」
「宮田…俺とAちゃんって…」
どんな関係だった?
なんでそんな風に聞くの?
と聞こうとしたとき
A「宮田先輩、お客様です」
彼女がやってきた
宮田「あ、うん。ありがとう。」
じゃあってデスクに戻る
…。
A「じゃあ、私も戻ります。」
戻ろうとするAちゃんを呼び止めた
「ねぇ…
Aちゃんは北山と付き合ってないの?」
A「え…」
突然の質問に
戸惑うように瞳が揺れる
「あ、急にごめん。
さっき宮田が…」
A「…それ
答えなくちゃいけないですか?」
…え
まるで俺を拒絶するかのような言葉に
正直戸惑った
でも、すぐにそうだよなって
突き放したのは俺だ
彼女は俺によくしてくれてたのに…
「いや…」
A「みっくんは…私の…大切な人です。」
大切な人
なんだろ、またドスンって
A「じゃあ…。」
戻ろうとしたAちゃんが
こちらを振り向いた
A「あの…。」
…?
900人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「藤ヶ谷太輔」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Cuz(プロフ) - はるかさん» 作者の方ではなくて申し訳ないです、、、!ももさんの小説リストを辿ってみてください!続きありますよ! (8月26日 6時) (レス) @page50 id: 0671d0725c (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 一気に読みました。続き気になります。続きを待っています。 (6月15日 12時) (レス) @page50 id: a5101dca74 (このIDを非表示/違反報告)
c(プロフ) - 藤ヶ谷くん思い出してください、頑張って涙!そして主人公ちゃんが藤ヶ谷さんをまた受け入れてくれますように、、 (2020年4月19日 4時) (レス) id: b90a326d63 (このIDを非表示/違反報告)
ともみ(プロフ) - またお別れしちゃうのかな?切ないけどそんなお話もいいものですね。楽しみです。 (2020年4月11日 14時) (レス) id: e3c85a4b1a (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 切なくなってきました。主人公は、みっくんと結ばれないのかな…(涙)どうか、二人を結びつけてくださいm(__)m (2020年4月10日 22時) (レス) id: c093b1f16a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:もも | 作成日時:2020年3月27日 20時