501 肩越しの君 ページ8
好きとか迫らないって//
ミツ「抱きしめないとは言ってない。」
「屁理屈じゃん！//」
ミツ「理解力のないお前が悪い」
「なにそれ//」
みっくん…冷たい
でも、その体温に私は少しずつ満たされていた
お節介で、強引で…でも
私を好きだってみっくんから
伝わってくる愛情に…私は…
「みっくん//ダメだよ//
離して」
ミツ「やだ」
「やだじゃなくて//」
ミツ「俺、今すげー我慢してんだから
抱きしめるぐらいいーだろ」
抱きしめるぐらいって//
ミツ「好きな女が傷ついてんのに
黙って見てろって言うの？」
好きな女…
ずっとずっとみっくんが好きだった
夢のような言葉
でも
「ダメだって…//本当に」
って、押しはなそうとしたとき
カツンカツン
って足音がして
みっくんの肩越しに見えたのは
「…太輔。」
姿を確認して思い切り
みっくんの体を突き放した
みっくんが振り向く
藤「…。」
「太輔…違う。
違うの//」
歩み寄ろうとすると
ガシッてみっくんに腕を捕まれた
え//
ミツ「藤ヶ谷…
Aが好きなら泣かすなよ。」
「みっくん//やめて//」
みっくんの力が強くて振りほどこうにも
振りほどけない
太「…みっくん…。」
『あいつの名前なんて呼ぶな』
太「…。」
ため息をつくようにうつむいた太輔が
諦めるみたく元来た道を歩き出した
「太輔！」
追いかけたいのに
捕まれた腕で自由がきかない
…。
…。
「みっくん…なんで…」
なんで離してくれないの
ミツ「ごめん…でも
今追いかけてなんて言うの？
藤ヶ谷の言葉、素直に聞ける？」
それは…
みっくんの言ってることは正論だ
今追いかけて、太輔になんて言う？
咲良さんとのこと聞く勇気もないくせに
本当のことが知りたい
でも、知るのが怖い
波のように繰り返す
臆病者の私は君の後を追うことができなかった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 913人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「北山宏光」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かみりーな(プロフ) - お帰りなさい！続きが楽しみです！ (2020年3月29日 12時) (
レス) id: 1856802e71 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 涙が止まりません…。やっと二人が前にすすめる予感 (2020年3月27日 0時) (レス) id: c093b1f16a (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - あぁー(TT)泣いちゃいました（ ; ; ） (2020年3月26日 23時) (レス) id: d1d73bb006 (このIDを非表示/違反報告)
美久(プロフ) - 更新待ってました！これからも楽しみにしてます、ももさんのペースで頑張ってください！ (2020年3月26日 0時) (レス) id: b2030bb904 (このIDを非表示/違反報告)
美希(プロフ) - わぁ~ (T_T) 更新めちゃくちゃ待ってました！ ありがとうございます (T_T) ももさんのペースでまた更新頂ければ嬉しいです☆♪ (2020年3月25日 23時) (レス) id: 9bf00cb10a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もも
| 作成日時：2019年10月7日 20時
