495 F 訪問者 ページ2
太輔said
…。
嫉妬に狂っていた気持ちの波が引くと
一気冷静になって
押さえつけていた腕を緩め彼女から遠ざかった
小さく膝をかかえて体を震わせるA
A「…ごめん…なさい。
でも、みっくんはただ…」
涙に声をと切らせながらまたあいつの名前…
「聞きたくない。
あいつの名前なんて呼ぶな。」
突きつけた言葉に、ビクって体を震わせると
また怯えるように目を伏せた
何してんだよ…俺
不安にさせてるのは俺なのに…
あいつに隙を見せてるのも…Aじゃない
なのに…理不尽に彼女を責めて
怖い思いさせて
ただ嫉妬してるって
さとられたくないって
そう伝えればいいだけなのに
マジで…最低だ
「ごめん…」
髪を撫でようと手を近づけると
怖がるように目をギュって
だから、行き場をなくした腕をひっこめた
A「太輔…私、太輔が好き。
だから…お願い。
本当のことが知りたいの。」
小さな小さな声が俺の名前を呼ぶ
まるで、想いよ届け…そう念じるみたく
本当のこと…
咲良の…
A「玉森君が、太輔と女の人が
マンションから出てきたのを見たって…。
会社の人たちも噂してる。
咲良さん？」
…。
不安でいっぱいの目で俺を見る
…もう、潮時か
咲良の生活が落ち着くまで…
そう思っていたけれど
好きな人にこんなに不安な想いをさせてまで
隠しておくことじゃないのかもしれない
切実に訴える彼女に、本当のことを話そうって
咲良と渉のこと
お腹の子どものこと
話せばきっとまた不安にさせる
でも、このままじゃ…
いつか北山にとられるんじゃないかって
「A…そのことなんだけど…。」
ピンポーン
こんなタイミングで…インターフォンが鳴った
「ちょっとごめん…」
玄関を開けると
…え
咲良「急にごめん。太輔に会いたくて…」
渉が出て行った部屋に１人きり
お腹の子のこともあって、不安定な咲良
一人で居られなかったんだろう
でも…
咲良「…誰かお客さん？」
足元の靴
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かみりーな(プロフ) - お帰りなさい！続きが楽しみです！ (2020年3月29日 12時) (
レス) id: 1856802e71 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 涙が止まりません…。やっと二人が前にすすめる予感 (2020年3月27日 0時) (レス) id: c093b1f16a (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - あぁー(TT)泣いちゃいました（ ; ; ） (2020年3月26日 23時) (レス) id: d1d73bb006 (このIDを非表示/違反報告)
美久(プロフ) - 更新待ってました！これからも楽しみにしてます、ももさんのペースで頑張ってください！ (2020年3月26日 0時) (レス) id: b2030bb904 (このIDを非表示/違反報告)
美希(プロフ) - わぁ~ (T_T) 更新めちゃくちゃ待ってました！ ありがとうございます (T_T) ももさんのペースでまた更新頂ければ嬉しいです☆♪ (2020年3月25日 23時) (レス) id: 9bf00cb10a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もも
| 作成日時：2019年10月7日 20時
