494 F 愛する君 ページ1
太輔said
A「それだけって…」
「キス…したんじゃないの？」
言葉を失う彼女と視線が重なった
…やっぱりしたんだ
北山の言ってた通り
A「キス…っていうか
あれはキスじゃなくて…」
キスじゃなくて？
A「みっくんが
手の甲越しに…だから//」
キスじゃない
なんだよそれ…
「唇が触れてないから、キスじゃない？」
気まずそうにうつ向く
煮え切らない態度
いっそのこと本当にキスならいい
手の甲越し…
それが逆にあいつの気持ちを強調させて
気にくわなかった
直接触れないのは
Aを大事に思っているから
A「太輔…ごめん。」
ごめん？
「なんで謝んの？
やましい気持ちがあるから？」
責めたくない
なのに、自分が止められない
A「…違うよ。
そんなわけないじゃん。
ただ…」
ただ？
A「みっくんだけが
悪いわけじゃなくて…
多分私も…すごく不安定だったから。」
不安定…
『あいつ泣いてた』
『お前といると、いつも泣いてる』
俺のせい
なのに、北山の行動もそれをかばうAも…
許せなくて
なんかもう…
「不安定だったから、キスしたの？」
理不尽につめよると怯えたように縮こまる
そんな顔させたくないのに
「じゃあ、不安定だったら
何してもいいんだ？」
A「…え」
戸惑いの表情を見せた彼女の唇に噛みついた
床に押し倒して自由を奪う
北山がお前を好きなことなんて
前から分かってただろ？
触られてんじゃねーよ
てか、許してんじゃねーよ
Aを征服したい気持ちと
やめろって相反する想い
A「ん//んん//
太…」
声を挙げようとする唇を塞ぎながら
強引に体をまさぐった
俺んだろ？
この唇も、この髪も…この肌も
A「太…輔//やめ…て//
お願…い」
抑えられない衝動を
抵抗しようともがく彼女にぶつけた
A「や…だ…やだよ。」
押さえつけた腕が諦めたように抵抗をやめて
小さな小さな声が唇から漏れる
…。
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かみりーな(プロフ) - お帰りなさい！続きが楽しみです！ (2020年3月29日 12時) (
レス) id: 1856802e71 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 涙が止まりません…。やっと二人が前にすすめる予感 (2020年3月27日 0時) (レス) id: c093b1f16a (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - あぁー(TT)泣いちゃいました（ ; ; ） (2020年3月26日 23時) (レス) id: d1d73bb006 (このIDを非表示/違反報告)
美久(プロフ) - 更新待ってました！これからも楽しみにしてます、ももさんのペースで頑張ってください！ (2020年3月26日 0時) (レス) id: b2030bb904 (このIDを非表示/違反報告)
美希(プロフ) - わぁ~ (T_T) 更新めちゃくちゃ待ってました！ ありがとうございます (T_T) ももさんのペースでまた更新頂ければ嬉しいです☆♪ (2020年3月25日 23時) (レス) id: 9bf00cb10a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もも
| 作成日時：2019年10月7日 20時
