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472 はち合わせ ページ28

今日は

久し振りの太輔とのデート





デートって言っても金曜の夜






うちでご飯を食べるっていうシンプルなもの





ご飯…の後にお泊まりとか…

期待しちゃったり//







私の心は弾んでいた






だってここ数日

いつも忙しいと会う機会が少なかったから







「はい。どうぞ//」






練習していた料理を実践








太「ん!うまい!

オムライスって、難しいのに。」







私の作ったオムライスを

一口頬張るとニッコリ微笑む








「本当に!?すごく練習したの!」







みっくんと…とは言わないでおいた





花嫁修業とはいえ、やっぱりって








太「そうなんだ。




それって…俺のため?」







「…うん//」







小さく頷くと、






太「かわいいなー。俺の彼女さんは//」



少し照れたようにはにかむ





久し振りの幸せな時間に、気になる噂も

電話ごしに聞こえた女性の声も

忘れてしまいそうになる







と、そこに






ピンポーン


と同時に忙しく扉を叩く音






この音は…






ガチャ




やっぱり…








ミツ「早く開けろよ。


この間言ってたレシピなんだけどさー。」








紙を持っていつもの調子で

ズカズカと上がり込んでくる








「ちょっと//みっくん//」






後ろを追う







ミツ「あ、藤ヶ谷。」






テーブルでオムライスを食べてる太輔と

鉢合わせた







太「よぉ。」








ミツ「悪い。邪魔した。一回帰る」







くるりと向きを変えて

部屋を後にしようとするから







太「え、おい。北山。」






用事だったんだろって呼び止める







太「何?レシピって?」







ミツ「…料理のレシピ。」







太輔の表情を伺いながら

数枚のレシピを差し出した








それに、不思議そうに目を通している太輔









太「習ってたの?…北山に。料理


花嫁修業って…北山と。」







『花嫁修業なら嬉しい』







いつかの言葉


でも、今これは嬉しい感じでは…






変な空気が流れるから







「…そう…なの。





みっくんに料理教わってて


私、料理ができないから

太輔と同棲したときのためにって//





あ、でも毎日とかじゃなかったし

週に1回とか…」






って、言い訳…だよね






…。






…。








「…ごめんなさい。」






やっぱりいい気持ちはしないよね






太「そうだったんだ。」





うん、まーうまいけどって

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もも(プロフ) - 玲さん» いつもありがとうございます☆久々に舞い戻って参りました笑。分かりやすく嫌な奴です(^^;ちゃんと渉さんを大事にしろ!と言いたいところですが、ぐちゃぐちゃしてしまうのが物語(T-T)これからもお付き合いください(^.^) (2019年9月18日 19時) (レス) id: 0e833b3ebd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あ〜!!出てきましたねラスボス〜!!しかも物凄い爆弾を抱えて再登場、、さすがですラスボス。主ちゃんと藤ヶ谷先輩にとって、つらくて悲しいターンがやって来そうですね。。切ないけれど面白いので楽しみですっ (2019年9月18日 19時) (レス) id: b7c4bcac2b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もも | 作成日時:2019年9月14日 9時

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