445奇跡 ページ1
太「ねぇねぇ。」
こっちこっちって手招きする太輔の脚の間に
入ると後ろから抱きしめられるみたいに
アルバムを覗き込んだ
「太輔//見ずらいでしょ？//」
太「大丈夫。」
後ろから覗き込むから
そう言う太輔の顎がちょこんと肩にのっかる
太輔が動く度に頬に触れるふわふわの髪の毛が
くすぐったい
背中から包み込まれるような体温に
写真に視線を落としながら
全然集中できないよ//
太「子どもの頃、どんな子だった？」
小学生の頃の写真を見ながら聞く
「うーん…元気だったかな…
でもわりと人見知りもしてて…
私、一人っ子だか…いつもみっ…」
…くんの後ろを付いて歩いてた
って…また、みっくんの名前
出しそうになっちゃった
太「A。」
太輔を振り向くと
チュ…
…//
キス//
太「…一人っ子だったから？」
優しく聞き返す
「一人っ子だったから…
いつもみっくんの後ろ付いて歩いてた…」
太「うん…そうなんだ。」
って言いながら私を振り向かせると
また優しくキスをする
「…//」
太「…で、これは？」
アルバムのページをめくっては
当時の話を楽しそうに聞いてくれる太輔
時折、みっくんの写真が出てくると
頬、こめかみ、耳もと、首筋…
そして唇に幾度となく優しくキスをした
まるで、愛してるよ？
分かってるよ？って囁くみたいに
太「色々、教えてくれてありがとう。
Aの子どもの頃の話、楽しかった。」
アルバムを閉じると背中から優しく話かける
「ううん//色々、聞いてくれてありがとう//」
みっくんとの話も嫌な顔
ひとつしない優しい太輔
抱きしめられる腕にそっと触れる
太「なんかさ…本当に奇跡だよね。」
「奇跡？」
太「うん。
俺達は別々の人生を歩んできて…
でも、今こうやって一緒にいられる。
これって、すごい確率じゃない？」
今まで私の思い出の中に太輔は居なかった
でも、今…私は太輔といる
やっと私と太輔の時間軸が出会って
重なったんだ
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もも(プロフ) - 玲さん» いつもありがとうございます☆久々に舞い戻って参りました笑。分かりやすく嫌な奴です(^^;ちゃんと渉さんを大事にしろ！と言いたいところですが、ぐちゃぐちゃしてしまうのが物語(T-T)これからもお付き合いください(^.^) (2019年9月18日 19時) (
レス) id: 0e833b3ebd (このIDを非表示/違反報告)
玲(プロフ) - あ〜！！出てきましたねラスボス〜！！しかも物凄い爆弾を抱えて再登場、、さすがですラスボス。主ちゃんと藤ヶ谷先輩にとって、つらくて悲しいターンがやって来そうですね。。切ないけれど面白いので楽しみですっ (2019年9月18日 19時) (レス) id: b7c4bcac2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もも
| 作成日時：2019年9月14日 9時
