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352 玉森君 ページ5

一時間程

たった頃だろうか






「Aちゃん?」






その声の方を見上げると






「玉森君…どうしたの?」






玉「いや、ちょっと宮田に用があって

来たんだけど、通りかかったら

Aちゃんが見えたから。」







「そうなんだ…。」







宮田先輩と仲いいんだもんね

玉森君は








玉「てか、Aちゃんこそ、どうしたの?




アフター5を優雅に楽しんでるって

感じじゃないよね笑」







座ってもいい?って、向かいの椅子に座る





さっきまで太輔が座っていた場所






…。



…。






玉「なんか、外もうすげー寒いの。

風邪引きそー。」






とかって、様子のおかしい私を

伺ってるんだろう






玉「…って、まどろっこしいな。




うん。

どーしたの?」







さっきと一転、率直




どーした…






玉「あ、別に話したくないなら

話さなくてもいいんだけど。




何かあったのかなーって、思っただけだから」







って、頼んだコーヒーを飲む





玉森君に話してもいいのかな





でも、なんか…話せるようなことでも…







玉「あ、ねぇ、お腹空かない?

なんか食べに行こーよ!

俺もめっちゃお腹空いてるし。」






ね?って







「え…でも、宮田先輩は?」









玉「あー、いいのいいの!

大した用事じゃないし。


宮田とはまたいつでも会えるから。」







どうしよ…って、ためらっている私を

行こー!行こー!って、半ば強引に連れ出した








玉「ここ!

久しぶりにファーストフードな気分♪」








玉森君と2人で食事とか初めてだから

どこに連れて行かれるのか緊張したけど

ファーストフードの気軽さに

気持ちが解けていった








「今日…

社内の研修のプレゼンがあったの…それで、」







玉森君は私の話を、ただウンウンって

うなずきながら黙って聞いていた







玉森君の優しい雰囲気に後押しされてか

私は今までのことを彼に話した








研修を指導する立場にあったのは

先輩の太輔だったこと








研修がうまくいってなくて

それをタイミングよく

みっくんが助けてくれたこと







それから、ずっとみっくんの指導を

仰いでいたこと








フェアも2人で見に行って

今日のプレゼンで結果が出たこと







そして、今日の太輔の言葉







『情けなくなった…』って





…。

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ゆうか(プロフ) - はじめまして!この作品なファンになりました!読んでいてすっごく楽しいです!キュンキュンするし、切ないし...わたしは太輔と結ばれてほしいです!やっと太輔への気持ちに気づいた主人公ちゃんにはこのまま太輔と結ばれてほしいなと。これから続き読みます! (2019年9月26日 4時) (レス) id: 4633c77970 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - ゆなさん» コメントありがとうございます☆美紀さんとはしばらくお別れですが、また先々登場するかもしれません(^^;みっくんがとうとう動き始めます(^^) (2019年8月28日 9時) (レス) id: 0e833b3ebd (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - 美紀さん最後までいい女ですね泣美紀さんの決断に涙が止まりません。美紀さんにも絶対に幸せになってほしいです。 (2019年8月28日 7時) (レス) id: 8abb1e480e (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - きたみなさん» コメントありがとうございます☆本当にやっとですね(^^;これからも波乱の展開はありますが、見守ってくださいね(^^) (2019年8月28日 5時) (レス) id: 0e833b3ebd (このIDを非表示/違反報告)
きたみな(プロフ) - やっと、、やっと!!!という思いともどかしさとで続きが気になります、、(^o^) (2019年8月28日 1時) (レス) id: 06cdfedc0b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もも | 作成日時:2019年8月12日 21時

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