373 愛してるよ ページ27
太「…どうしよ
俺…//
夢？ドッキリ？
本当に…本当に俺が好きだよね？//」
腕を緩めて、また私を覗きこむ
その瞳は、笑顔とは裏腹に
全然自信なんかなくて
不安定で儚いものの刹那を
繋ぎ止めようとしているような
切なくて、苦しくて…
でも、愛してるよ？って
伝えようとしてるみたいで
だから、私も
「…好きだよ//
夢でも、ドッキリでもなくて…
太輔が…好き//」
どうしたら伝わるだろう
どうしたら彼の不安をぬぐえるのだろう
そんな気持ちが私を彼に触れさせた
ぎゅって強く抱きつくと
太「…//…俺も。
俺もAが好き。
例えこの先、気持ちが揺れることがあっても…
また俺がAの気持ちを取り戻す。」
背中に回された腕がぎゅって私を抱き締めた
それ…さっき私が…
「…太輔//」
耳元に感じる息遣いと
包み込むような優しい体温
好きな人が自分を好きでいてくれるって奇跡だ
「ねぇ、太輔//」
って、腕を緩めて表情を伺おうとすれと
それを阻止するように
またぎゅって胸の中に引き戻された
「太輔？//」
太「ダメ//
今、俺すげーデレデレしてるから//」
なんかもうその言葉が可愛すぎて
わざと顔を覗こうとするけど
なかなか離して貰えなくて
でもそんな太輔がまた愛しくて
ふざけてくすぐると
太「わ//お前、やめろ//」
ってバランスを崩した太輔に
覆い被さるように床に押し倒された
…//
…//
何…これ//
心臓がバクバクして
息ができないみたく苦しい
見上げると静かに視線が重なる
太「…キス…していい？」
キス//
「待って//
私、キスなんてしたことなくて//
どうやってするのか全然分からないし//」
咄嗟に口から出てしまったけど
今絶対に引かれてるよね//
あーもー最悪//
ってなってると
太「キス…するから。」
そう言った太輔の顔がゆっくり近づいてきて
思わず目を瞑ると
柔くて暖かいものが唇に触れたのが分かった
数秒してゆっくり離れていくと
太輔が少し照れたように微笑んだ
これが…キス//
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ゆうか(プロフ) - はじめまして！この作品なファンになりました！読んでいてすっごく楽しいです！キュンキュンするし、切ないし...わたしは太輔と結ばれてほしいです！やっと太輔への気持ちに気づいた主人公ちゃんにはこのまま太輔と結ばれてほしいなと。これから続き読みます！ (2019年9月26日 4時) (
レス) id: 4633c77970 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - ゆなさん» コメントありがとうございます☆美紀さんとはしばらくお別れですが、また先々登場するかもしれません(^^;みっくんがとうとう動き始めます(^^) (2019年8月28日 9時) (レス) id: 0e833b3ebd (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - 美紀さん最後までいい女ですね泣美紀さんの決断に涙が止まりません。美紀さんにも絶対に幸せになってほしいです。 (2019年8月28日 7時) (レス) id: 8abb1e480e (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - きたみなさん» コメントありがとうございます☆本当にやっとですね(^^;これからも波乱の展開はありますが、見守ってくださいね(^^) (2019年8月28日 5時) (レス) id: 0e833b3ebd (このIDを非表示/違反報告)
きたみな(プロフ) - やっと、、やっと！！！という思いともどかしさとで続きが気になります、、(^o^) (2019年8月28日 1時) (レス) id: 06cdfedc0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もも
| 作成日時：2019年8月12日 21時
