月とオレンジ 4

191 ニカ玉 ページ47

藤ヶ谷先輩の前に

運ばれると








宮「ガヤさん、消して消してー♪」







宮田先輩に促されて

藤ヶ谷先輩が蝋燭を吹き消した








パチパチパチーってみんなの拍手






藤ヶ谷「ありがとう//」







部屋が明るくなると

少し照れたようにお礼を言った







二階堂「じゃあ、みんなで乾杯しよーぜ♪」






って、近くのビールを手に取ると







玉「それ、俺の。

来るなら言えよ。






手際悪くなるだろ。」








二階堂「え、だって言っちゃったら

サプライズになんないじゃん！」






玉「とりあえず、お前はこれな。」







二「これ水じゃん！」







玉「お前のテンションには

水ぐらいで丁度いい。」







二「なんでだよー。」








いつものニカ玉劇場(笑)








その隙に乾杯〜♪ってやっちゃう

藤ヶ谷先輩(笑)







前にこのメンバーで集まったのはGW






あのときはみっくんと美紀さんも居たけど








二階堂「ねーねー。

ガヤさん、誕生日は明日なんだよね？」







藤「ん？……そうだけど。」









二階堂「俺、明日休みなの！

ガヤさんどこか行きたいとことかないの？





連れてってあげる♪」








人懐こいニカちゃんが藤ヶ谷先輩を誘う






なんかかわいいな(笑)








藤「行きたいとこか……サーフィン。」







って言うと







ニカ「え……それ以外で。





買い物とかどう？」







って(笑)








玉「二階堂。

それはお前のやりたいことだろ。」






ニカ「だってサーフィンはちょっと……」






苦手そうだったもんね(笑)







浜で宮田先輩と並んで座る後ろ姿を思い出した





人のこと言えないけど






ふたりのやりとりを見て笑ってる藤ヶ谷先輩







一時間程たった頃トイレへと席を外して

部屋に戻ろうとしたとき







藤ヶ谷先輩が通路で携帯をいじっていた









藤「あ、お疲れ。」







私に気づいて声をかけてくれた







「……そろそろ行くんですか？」








咲良さんたちが待ってるだろうし









藤「うん。そろそろ出ようかな。」







って言う先輩は少し酔いが回っていた








「荷物、持って来ましょうか？」








宮田先輩たちに

ひき止めたられちゃいそうだから









藤「あ、ありがとう。

でも、自分で取りに行くよ。」









「そうですか。じゃあ先に戻りますね。」

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