1266 Tsaid もう一度会えたら ページ23
裕太said
「だから、あの夜……俺は」
嘘をついた
『嘘つきは嫌い』
君がガヤのもとへ行けるように
君の気持ちを知りながら
それでも放せなかった手を
やっとの思いで離したんだ
「まさか、居なくなるなんて思ってなかった。
俺もきっと
どこかでたかをくくってたんだよね。
何年後とか何十年後とか……
先のことかもしれないけど、あのときは……
なんて、いつか自分の気持ちを
伝えられるって。
そのときには、懐かしいとかって言いながら
二人を本当の意味で祝福できるって……」
いつか、あの時の気持ちとして
伝えられるって思ってた
ガヤ「いつか……か。」
いつか……
そのいつかは、もう来ないのだろうか
……。
黙っているガヤは今
きっと俺と同じことを考えている
「もう会えないのかな。」
そう溢すと
ガヤ「……どうかな。」
って……
ガヤ「でも、俺……諦めてない。」
ガヤと目が合う
ガヤ「この先、会えるかは分からないけど……
でも、きっとどこかで
見ててくれるんじゃないかな。」
どこかで……
ガヤ「だから、伝え続けるよ。
Aに届くように。」
『発信し続けるしかない』
いつかと同じ
真っ直ぐなガヤの想い
ガヤ「玉は？」
俺は……
俺も
「俺も諦めてない。」
そう言う俺に
ガヤ「だよな。」
って、嬉しそうに笑う
ガヤ「もしもさ
もう１度会えたら言ってやろうぜ。
俺らの気持ち。
どんだけ心配させんだって。」
冗談ぽく笑う
「……だな。」
ガヤ「で、今度こそ本当の気持ちを伝える。
Aの気持ちを勝手に決めつけないで
俺は俺でちゃんと伝えたい。」
真っ直ぐに前を向いて
そう言ったガヤが照れたように笑う
「……そうだね。
俺も。もうやめるわ。
考えすぎるの。
もしも、もう１度会えたら
今度は嘘つかない。
どう思われても、ちゃんと気持ち伝える。」
ガヤの言葉に自分の中で
ぼんやりと存在していた気持ちが
はっきりと見えた気がした
今までずっと……色んなことに
囚われていたけど、本当はすごくシンプルで
君が好きだ
それを伝えればよかったんだ
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fjmy - 素敵な小説を書いてくださりありがとうございました。この感動と涙とももさんに出会えた感想を伝えたいのですが私も小説並みの感想(コメント)を書きそうなので、一言でお伝えします！まさにLuv Bias！正直ボス恋よりも似合う小説(ドラマ)でした。ありがとうございました (2021年4月16日 12時) (
レス) id: 5d66a7c970 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - yokonana（nanaco）さん» コメントありがとうございます☆nanakoさんに出会えたこと感謝します(^^)気ままに書き綴った自己満小説でしたが、一緒に楽しんで頂けて嬉しいです♪また新作も覗きに来てくださいね(*´∀｀) (2019年5月5日 11時) (レス) id: 47a9646c5c (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - ｶﾒﾅｼ ｼｮｳさん» コメントありがとうございます☆気ままに書き綴った自己満小説でしたが一緒に楽しんで頂けて、私も嬉しいです(^^)まだ途中の作品もありますが、よかったらまた覗きに来てくださいね(*´∀｀) (2019年5月5日 11時) (レス) id: 47a9646c5c (このIDを非表示/違反報告)
yokonana（nanaco）(プロフ) - 初めまして。nanacoと申します(*^_^*)私が占いツクールでキスマイの作品を読んだのは、ももさんのこの作品が初めてでした(*´∀`)新作ものすごく嬉しいです。 (2019年5月5日 8時) (レス) id: da866a5801 (このIDを非表示/違反報告)
ｶﾒﾅｼ ｼｮｳ(プロフ) - はじめまして。この小説の存在を知って1週間。今までひたすらに読み続けてしまうくらいステキなお話でした。私はあの最終話の締め方を涙なしには見れないほど感動しました。この作品に、そしてももさんに出会えてよかったです！ありがとうございました！ (2019年1月26日 3時) (レス) id: 1eacac2b15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もも
| 作成日時：2018年7月9日 8時
