550 太輔 ページ13
それからしばらくして
玉森さんは帰っていった
一方的に話していた私に
すごく真剣に向き合ってくれた彼
太輔に必要とされている
傍に居てもいいんだって思えて
自分は間違っていないと、なんだかホッとした
愛ちゃんと別れたばっかりなのに
こんな相談して、そんな私に嫌な顔ひとつせず
付き合ってくれた玉森さんはすごく優しい
それなのに私は傷付いているだろう
玉森さんに、自分のことばかり話して
玉森さんの気持ち
全然考えられてなかったと少し反省した
そして、翌日、病み上がりだった私は
早めにお店から帰らせてもらうことができた
部屋着に着替えてベッドに横になり
少しだけ仮眠をとった
ピンポーン
チャイムが鳴る音で目が覚めた
あたりはすっかり暗くなっている
あれ……なんか体が重い……
寒気がする
夜になったから熱上がっちゃったのかな
そう思いながら玄関へ
玄関を開けると大きな荷物を抱えた
太輔が立っていた
太輔「体調、大丈夫か？
昨日、あのあと玉から連絡貰って……。
予定よりかなり早く撮影が終わったから
急いで帰ってきた。」
そう話ながら部屋に上がると荷物を置いた
太輔「本当は微熱じゃなかったんでしょ？
今はどう？今日は仕事は？」
玉森さん……私が微熱って太輔に嘘ついてたの
知って、太輔に教えてくれたんだ
「今は本当に微熱だよ。
仕事は早引きさせて貰って、少し寝てたの。」
少しだけ熱が上がってきてる気配は
感じるけど、まだ計ってないし……
微熱ってことにしとこ
太輔「本当？ならいいけど。
ご飯はまだだよね？
これ、ロケで食べて美味しかったから……。
もし食べられたら……」
そう言って紙袋からお洒落な木箱に
入っている京料理のお弁当を取り出した
太輔「俺も昼から何も食べてなくて
腹減ったんだよね(笑)
一緒に食べない？♪」
そういうとダイニングテーブルに二つ
お弁当を並べてお茶を容れてくれた
椅子に座り蓋を開けてみると、さすが京料理！
というような繊細で美しい色合いのおかずが
並んでいた
「わー♪綺麗♪」
思わず声をあげる私を見て嬉しそうに微笑んだ
調度食べ始めようとしたそのときに
また玄関のチャイムが鳴った
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もも(プロフ) - ゆうさん» いつも愛ちゃんを応援して頂きありがとうございます☆玉森さんの元彼女……ですから、いい人であって欲しいなと思い、書いています(*´-`)とてもいい子なのにもったいないですね…でも、ときに譲れないときもあります(;_;)これからも見守って下さいね☆ (2017年11月24日 13時) (
レス) id: d5c8d33727 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 愛ちゃん推しの私としては久々の登場で嬉しかったです♪可愛く描いて下さりありがとうございます(^^)自分の気持ちを抑えてまでもひたむきに愛する人の幸せを思える愛ちゃん。やっぱり最後には裕太にその想いがまた届いてほしいなって思っちゃいました(>_<) (2017年11月24日 9時) (レス) id: 8d7ebe53f4 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - あやさん» コメントありがとうございます☆長いことお待たせしましたが、とうとう玉森さんの気持ちがはっきりと動き出しましたね(^-^)/苦難が続きましたが、しばらくは太輔と玉森さんの二人に大切にしてもらえるはずです！これからも３人を見守って下さいね(*´∀｀) (2017年11月21日 4時) (レス) id: d5c8d33727 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - こんばんは。展開が動いていて読んでいてすごく楽しいです。わたしは玉森くんが好きなので自然に玉森くん応援してしまっていますが、皆が幸せになって欲しいですね…これからも更新楽しみにしてます！ (2017年11月21日 3時) (レス) id: 9a579ccf41 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - megtamさん» コメントありがとうございます☆主人公ちゃんに真っ直ぐ向き合う太輔と、気持ちを隠しながら放ってはおけない玉森さんの間で、大切に思われる主人公ちゃん。トライアングルが完成しようとしていますね（´ 3｀)これからの展開も見守って下さいね(*´-`) (2017年11月17日 15時) (レス) id: d5c8d33727 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もも
| 作成日時：2017年11月10日 7時
