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172 Tsaid ガヤ中心の世界 ページ29

玉森said






隣で大切そうにガヤへのプレゼントを

抱えているAちゃん







「ねぇ……本当によかったの?

あのメッセージすごくよかったのに。」








さっきから気になってたことを

聞いてみたくなった







だって、仮にも恋人へ送るアクセサリー

なのに何も入れないって……

メッセージ……気に入ってたみたいだし






A「はい。いいんです。」






迷いなくうなずく







「なんでー?気に入ってなかった?

……あのメッセージ。」






……。







A「うーん。

いつもつけて欲しいから……かな。」







少し考えてから言う







ん?……それって……







「どういうこと?(笑)」







いつも着けてて欲しいって気持ちなのに……

何も刻印しないのは

なんだか矛盾してるみたいに感じて聞いてみた









「……イニシャルとかメッセージとか

入れちゃったら、見た人はすぐに

プレゼントだって分かっちゃう

じゃないですか。





プレゼントとわかったらきっと

あることないこと憶測が生まれて……

困るのは太輔だから……。






いつもそばに持っていてほしいのに

持っていることで太輔を

傷付けちゃうとしたら……

それは、ただの

自己満なんじゃないかなって……。」







……。








自分は刻印を入れたいけど

ガヤのために入れない……か。





コンサート中に初めて彼女の団扇を

見つけたときを思い出した







『投げKISSして』でも『手ふって』

でもなくて、彼女の挙げていた団扇は







『いてくれて ありがとう』








あのときも……珍しい子だなーって

思うと同時に、なんかすげー…って……









「そっか……。へー。意外に深いね(笑)」






A「意外!?意外って何ですかー!(笑)」







真面目に答えたことがはずかしいのか

顔を赤らめて照れ隠しするように言う







その横顔は誰がどう見てもすぐ分かる

……ガヤが好き

この子の世界はいつもガヤを

中心に回ってるんだ








そう思うと、ただ純粋にガヤを想っている彼女

に対してどうしても後ろめたい気持ちになった







彼女と知り合って半年

あまりに自然に……まるで前から

仲のいい女友だちみたいになっていたから

たまに忘れそうになる……

いや、正直忘れてるときもあるか……







彼女の好きな人……

つまりガヤには本命の彼女が居ること

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設定タグ:玉森裕太 , 藤ヶ谷太輔 , kis-My-Ft2   
作品ジャンル:恋愛
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ak○って - 明らかにばればれです。勝手にださないでもらいたい。いい気はしないです。 (9月8日 15時) (レス) @page45 id: 0a0105a918 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - シャララちゃんさん» ありがとうございます(^w^)がんばりまーす♪ (2017年7月20日 6時) (レス) id: d5c8d33727 (このIDを非表示/違反報告)
シャララちゃん - 更新毎日楽しみにしています!!頑張ってください。 (2017年7月20日 1時) (レス) id: 08f8a0f09a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もも | 作成日時:2017年7月6日 4時

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