嘘つきな僕ら 4

164 お願い ページ21

「あの……今、大丈夫ですか？

あの、今日は玉森さんにお願いがあって……」








玉「……あー今、休憩中。

少しなら大丈夫。で、お願いって？」






時間は夜の10時過ぎ

こんな時間まで……仕事だよね






「あの……教えて欲しいんです！

太輔の欲しいもの！

とか……太輔の好きなもの！」






……。






……。






唐突なお願いに、何の話を

してるのか分からないというように間があく







玉「……あ、誕生日か！

ガヤ、もうすぐ誕生日だもんね。

んーと……そうだなー。」







考え込んでいるのかなかなか返答がない







「あ……すみません。急すぎましたよね」







玉「そうね(笑)んーとねー。」







困ったような顔が思い浮かぶ






「玉ー。呼ばれてるよー。」






後ろから聞こえる低い声







……太輔……だよね？///







遠くから声がするのがいつもとはちがくて……

玉森さんと同じアイドルしてるんだな……

なんて感じてドキドキする







玉「あーうん。今行くー。

ガヤだよー。代わる？」







「え！？///はい///

……じゃない！//ダメ！いいです！

この電話は太輔には内緒なので//」






ヤバ//思わず「はい」って言っちゃったよ//







玉「あ、そっか(笑)ごめんごめん。

ちょっと時間ちょうだい。考えとくわ。」







「玉ー！」






今度は北山さん？の声








玉「今行くー。

じゃーまたねー。」






そう言うと電話が切れた







メンバーとのお仕事だったのかな







それからしばらくして一人でベッドに入る








今ごろまだ仕事してるのかな……

やっぱり唐突だったよね……






なんて後悔と反省しながら目を閉じた







bbb……



ん？





携帯を確認する







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明日、仕事？

俺、オフなんだけど……

プレゼント一緒に買い行く？




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玉森さんからだ



明日は早番で夕方には上がれる






忙しいのに悪いな……と思いつつ

他に頼るあてもない私は玉森さんに

太輔のプレゼント選びに付き合ってもらう

ことにした

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