154 好きなんだね ページ11
辺りは真っ暗で静かに川の流れる音だけがする
まるで、私のグチャグチャした気持ちの中を
全部洗い流していくみたいだった
……。
……。
「聞いたんです。太輔と……葵さんのこと。
昔……付き合ってたって。」
少し落ち着いてきた私は自分からは
何も聞いてこない玉森さんに
今日のことを話した
玉「愛……だよね？
余計なこと言ってごめんね。」
「そんなこと……。」
こちらを向いた彼と目が合うと
心配そうな顔してる
「元彼女が居るなんて当たり前なんです……
太輔カッコいいし、それにアイドルだし……
だから、女優さんの彼女とか……
あり得ると思うんです……。」
自分で話していて分かる
全然まとまってない……グチャグチャ
それを、ただ黙って聞いている玉森さん
太輔に元彼女が居たことも
今も友人関係が続いていることも……
でも、それはあくまで友人だということも……
頭では理解している……
理解している……
……そう信じようとしている
でも……
「でも……葵さんとは
今もきっとすごく仲が良くて……。
葵さんと一緒に居るところを思い出すと
付き合ってたときの二人が浮かんで……」
遠くを見ながら聞いている
「それに……太輔が私にしてくれたことも……
葵さんにもしてたんだろうな……とか。
それ以上のこととかも……」
想像したくない……
でも、どうしても頭に浮かぶ二人が愛し合う姿
考えたくないのに……頭と心が別々に動き続ける
モヤモヤして……グチャグチャして……
自分でも何を考えているのか分からない
ただ辛くて……ただ苦しくて
……。
……。
玉「……ガヤが……好きなんだね。」
ボソッと言った
……。
……。
そう……こんなに辛いのは……
こんなに苦しいのは……太輔のことが……
「……大……好き……です。」
どんな辛くても、どんなに苦しくても……
心の根底にあるのは……
太輔が好きだという気持ち
「私……太輔が……大好き……なんです。」
絞り出す声は震えて
瞳には情けなく涙がにじむ
愛ちゃんに話し聞いただけなのに……
まだ何がどこまで本当かも分からないのに……
玉「……そっか。」
そう言うと彼の大きな手が頭に触れた
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ak○って - 明らかにばればれです。勝手にださないでもらいたい。いい気はしないです。 (9月8日 15時) (
レス) @page45 id: 0a0105a918 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - シャララちゃんさん» ありがとうございます(^w^)がんばりまーす♪ (2017年7月20日 6時) (レス) id: d5c8d33727 (このIDを非表示/違反報告)
シャララちゃん - 更新毎日楽しみにしています！！頑張ってください。 (2017年7月20日 1時) (レス) id: 08f8a0f09a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もも
| 作成日時：2017年7月6日 4時
