143 俺が傍にいたい ページ49
「ち、違うよ！///そんなわけないじゃん！///
私と玉森さんはただの友だちだよ！///」
太「……友だち……ね。
じゃあ……誰？」
あのバレンタイン以来
それなりにイチャイチャはしてたけど
行為をしたことがない私たち
太輔は私にキスマークをつけることもなかった
だから、自分の首筋にキスマークが
ついたのは今日が初めて
最悪な初めてだ……
もう隠しておけなくて
今日クラブであったことの次第を話した
……。
……。
太「そっか……。
ごめんな……気付いてやれなくて。
つーか、一緒に帰ってやらなくて。」
視線を静かに床に落とした
「ううん。……大丈夫。
私こそごめんね。」
太「なんで……お前が謝ることじゃないよ。」
そう言いながら私を自分の方に向かせて
首筋に触れる
ビク……
やさしくそっと触れるその指に
こんなときですらドキドキしてしまう
太「他には何もされなかった？」
小さく頷くと心配そうに瞳が揺れ
そっとだきよせられた
太「……よかった。
マジでごめんな……。一緒に居てやれなくて」
耳元から聞こえる低い声
「大丈夫だよ……。太輔にはお友だちも
大切にして欲しいし……
玉森さんや愛ちゃんも居てくれたから。」
そう言うとだきよせる腕に力が
こもったのが分かった
……。
太「でも、今度はちゃんと俺に教えて。
俺が傍に居たいから。」
その言葉にまた小さく頷いた
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作者名：もも
| 作成日時：2017年6月20日 14時
