132 送ってく ページ38
愛「え！？そんなこと思ってたの！？
なら、なおさらごめんね……
気を遣わせちゃって……。
でも、本当にそんなのいいから！」
そう言ってくれる優しい愛ちゃん
「ありがとう。
でも、今日はもう帰ろうかな……」
１秒でも早く愛ちゃんや玉森さんの前から
消えたかった
だってきっと、さっきのことを知ったら
二人は自分たちを責めてしまうから
気づかれないうちに帰ろう
愛「え！？……どうして！？
まだ太ちゃんともあんまり話してないし」
「あ……うん。でも……」
玉「愛。あんま無理言うなよ。
帰るなら送ってくよ。」
愛ちゃんをたしなめながら言う
「いえ……大丈夫です！一人で帰れます！
玉森さんは愛ちゃんと……」
安「素直に甘えたらー？」
耳元で安井君が言う
でも、そういうわけには……
安「俺もその方が愛と二人になれるし♪
それに、心配してんだよー？
あぁ見えて、案外感じやすいから。玉森君。」
そう言うと
安「ねー愛。向こうで飲もうぜー♪」
そう言って愛ちゃんを連れて行ってしまった
玉「送ってく……帰ろ？」
そう言うと前を歩き出した
ホールを通ると、太輔が目に入った
あ……
こちらに気づいた太輔が近づいてくる
思わず玉森さんの後ろに隠れた
太輔には絶対知られたくない
太「お、あれ？玉と二人？愛は？」
不思議そうに話しかけてきた
玉「愛は安井と飲んでる。
Aちゃんが帰るっていうからさ……。
ガヤは？」
太「あー俺はまだちょっと……」
帰らないよね……でも、今はその方がいい
玉「じゃー俺が送ってくわ。」
太「え……でも、愛はいーの？」
……彼女そっちのけで……やっぱり申し訳ない
玉「送ったら戻るし。
その後、愛も送ってくから。」
太「……そっか。
玉、悪いな。」
そう言うと身を屈めて私に視線を合わせる
思わず後退る
太「……髪型。
なんか雰囲気変わったね…こっちのが○○い」
そう言って髪に触れながら耳に口づける
「やだ……」
怖い……
さっきの男たちのことが
フラッシュバックして
玉森さんの服を無意識に掴んでいた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 824人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もも
| 作成日時：2017年6月20日 14時
