嘘つきな僕ら 3 (ページ28)

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123 Tsaid つけてみる？ページ28

玉森said

「俺の匂い、落ち着くの？(笑)」

ガヤの香りじゃないのに(笑)

A「はい♪なんでだろ……

なんとなくリラックスできちゃう？……感じで//

太輔の匂いは……

ドキドキしちゃうんですけど///」

ガヤはドキドキ……か

「それ、あげようか。」

いつもの思い付き

A「え！？///なんで！？///

いいんですか！？……いや、ダメですよ！//

愛ちゃんが悲しみます」

愛のこと大事にしてくれる

つーか、俺より愛のが好き？(笑)

「ま、大丈夫っしょ。

もう、ほとんど残ってないし。

あ、要らないならいいんだけど……」

受け取ろうとすると

無言で伸ばした手を避けられた

A「この匂い……大好きなんです///

でも、やっぱりダメなような……」

香水の瓶を見つめて悩んでいる

考えすぎ(笑)

そんなたいしたもんじゃないのに……(笑)

「じゃあさ、少しだけつけてみる？

ガヤの香りに混じっちゃうかもだけど……」

どこにつけようかと悩んでる彼女

「ガヤのはどこにつけた？」

A「手首と首筋に……」

首筋……

香水を付けるのにはオーソドックスな

場所だけど彼女の首筋に香水を付けてやる

ガヤを思い浮かべるとなんだか生々しかった

「じゃあ……耳の後ろとか？ウナジとかは？

俺わりとその辺りに付けるんだよね」

ウンウンと頷きながらどうつけようかと

迷ってる様子の彼女

香水の瓶を受け取って

自分の手のひらにつける

「ちょっといい？」

赤信号で止まったところを見計らって、

彼女を引き寄せそっと髪を流して香水を付けた

青信号で走り出す

「うまく付いたかな……」

そう言って彼女に視線を戻すと

顔を赤くして固まってしまっている

あ……うん。そっか……

「ごめん……。びっくりしたよね(笑)」

A「……はい///

ドキドキしてしまいました///」

は(笑)……素直すぎ(笑)

「つーか、ドキドキすんの遅いからー(笑)」

キスマイのフロント玉ちゃんの愛車で

二人きりなんだよー？(笑)

冗談で言ってみる

A「……はい///」

「いやいや//

そこは、多分『はい』じゃない(笑)」

……。

……。