嘘つきな僕ら 3 (ページ25)

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翌朝、北山さん、太輔、玉森さんの

３台の車に別れて帰ることになった

普通なら来たときと同じように

玉森さんの車に愛ちゃん、安井くん

太輔の車に私、彩

北山さんは自分の車

になるけれど、朝から仕事の人が

多くて効率を一番に考えると

北山さんの車に安井君

太輔の車に彩

玉森さんの車に私と愛ちゃん

という組み合わせで帰ることになった

玉森さんの車に近より後ろの席に

乗り込もうとすると

玉「あ、前乗って。

愛が後ろの方がいいから。」

と、言われた

あ、そっか……愛ちゃんが前に

乗ったら目立っちゃうもんね

でも、私も一応、女性なんだけどな……

なんて思いながら玉森さんの隣に乗り込んだ

愛「昨日は楽しかったね～♪」

BBQの思い出を楽しそうに話す

優しい表情で微笑む玉森さん

本当にすごくお似合いなカップルだ

愛「あ、ねぇねぇ！連絡先教えて♪

また、会いたいから～♪」

ご機嫌な様子で携帯を取り出した

「え、いいの？？私なんか普通の人なのに……」

だって、愛ちゃん芸能人だし……

私、普通の人だし……

愛「え！？(笑)私も普通の人だよー(笑)

なんだと思ってたのー(笑)」

そんな風に気さくに笑ってくれると

なんだかホッとする

そのやりとりを見て、玉森さんが

面白そうに笑っている

なんかこのふたりと居るとホンワカと

空気が温かくて、自然とリラックスできた

それから、私たちはお互いの話や他愛ない話を

しながら帰った