106 Tsaid ２番目 ページ11
玉森said
でも？
ガヤ「……一番にしたらちょっと重いかな。
二番で丁度いい。
て、最低か(笑)
でも、本当にちゃんと大事にしてっから！」
……２番……
そう言って笑うガヤの表情を伺うけど
やっぱり何かあるわけでもないのかな……
葵さんと付き合い始めて
ピタリと女の子と遊ばなくなっていたから……
いや、でも……葵さんと……
うまくいってないんだよな……やっぱり
だとしても……Aちゃんが
遊ばれてることに変わりはないんだろうけど……
……。
……。
ガヤはそう話ながら鞄から香水を
取り出して手首にふりかけ首もとへ
あれ？
いつもと違う黄色の香水
いつもは水色の……ロミオを使ってるのに
「香水変えたの？」
ガヤ「あ、いや、これも前から使ってるやつ。
最近はあんまり使ってなかったんだけど。」
「へー。気分転換？
やっぱり葵さんと喧嘩でもした？」
ロミオは葵さんとお揃いの香水だったような……
ガヤ「やっぱりって(笑)
別に喧嘩じゃないんだけど。
これ、俺が２番目に好きなやつなの。
Aにプレゼントしようと思って。
お揃いのが欲しいって言ってたし。
今日はこっちつけとかなきゃダメっしょ(笑)」
お揃いの香水……
そういえばそんな話してたような
やっぱり２番目……なんだ
ガヤの話をするときのAちゃんの笑顔が
頭を過った
……。
……。
ガチャ
安井「ただいまー♪あ、二人とも居たんすね！
いいお肉買ってきちゃいましたよー♪」
両手にスーパーの袋を提げて帰ってきた
A「戻りましたー。」
その後ろをついてきたのはAちゃん
「あれ？安井、愛と行ったんじゃないんだ。」
安井「はい。愛と行くと危ないかなーって
相談してAちゃんと。
愛たち、まだ帰ってませんか？」
なるほど、まぁそうか
ガヤ「まだみたいだけど……。
あ、荷物持つよ。
お帰り。」
Aちゃんのところへ行ってスーパーの袋を
うけとった
それだけで顔を赤らめる彼女は
宣言通りガヤが大好きだ
その笑顔はなんだかすごく可愛くて……
すごく悲しかった
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作者名：もも
| 作成日時：2017年6月20日 14時
