113 お揃い ページ18
太「こうすると、もっとよく香るよ?」
今度は自分の腕に振りかけて私の首すじへ
……///
不意打ちの行動に心臓が高鳴った
そして、今度は自分の首筋へ
その仕草がすごく色っぽくて見とれてしまう
太輔「お揃い♪」
そう言うとにっこり笑った
太「これ、俺も使ってるやつのひとつ
なんだよね。
気分変えたいときとか
リフレッシュしたいときに。」
お揃い……///
私が欲しがってたの気付いてくれてたんだ//
このリサーチ力がキングなんだよね
「ありがとう♪すごく嬉しい!
私、彼氏とお揃いって初めてなんだ///」
手の中の香水の瓶を眺めた
太「あ、そっか……
じゃあ、また初めてもらっちゃったねー♪」
と嬉しそう
太「あ、でもさ……」
……?
私と太輔が着ている服を見比べている
あ、そう!……ペアルック///
太「これもだったね(笑)」
そう言って笑う
「本当にありがとう。
……なんか、幸せすぎて怖いな(笑)
ずっと夢だったたくさんの初めてが
どんどん増えていく///」
すごくすごく幸せ
太「……なんでよ(笑)
こんなんでよければこれからだって
たくさんできるよ?
みんなに秘密でデートしたり
たまにはお揃いにしてみたり。」
優しく微笑んだ
大好きな太輔の笑顔
このまま時間が止まってしまえばいいのに……
太輔と居るといつもそう思う
すごく綺麗な横顔…
ダメ……好きが溢れる
……。
……。
チュ……
そっと唇を重ねた
ゆっくり顔を離すと太輔と目が合う
太「これも初めて?」
……///
自分の行動に自分でも驚いたけど
太輔の問いかけに小さく頷いた
それを見てフッと優しく微笑んだ
太輔の唇がまた私の唇に重なった
お揃いの香りがひとつに混じり合う
小さくついばむように……
甘く……深く……もっともっとって……
そのとき
北「藤ヶ谷ー!Aちゃーん!」
コテージの方から北山さんの声がした
……!///
咄嗟に体を離した私たち
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作者名:もも | 作成日時:2017年6月20日 14時