49 Tsaid お茶会 ページ1
玉森said
A「はい。よかったら……。
紅茶です。寒いからいいかなって」
差し出された水筒から湯気が上がる
「紅茶！？……淹れてきたの！？家から！？」
わざわざ？ってか、紅茶のセレクト
本当にどこのお嬢様なわけ(笑)
A「……？そうです。」
不思議そうに当然のように言う
「あ、そっか。……うん。ありがとう。」
この子はそういう子なのね
よく周りからマイペースだと言われるけど
そんな俺から見てもマイペースな彼女
一口口にふくむと
疲れた体に染みる
あーガヤ、多分、こういう子好きだろうな
……ふと顔が浮かんだ
てか、俺、純白ガールと何やってんだ？
深夜の公園で手作りケーキ食べて
お茶会って(笑)
A「あ……すみません。」
ん？
A「今、思い出したんですけど
玉森さん、甘いの苦手だったんじゃ……。
雑誌で話してたの見たことあるような
気がして……」
申し訳なさそうに言う
「あーまぁ。得意ではないけど。」
と言いつつ、苦手の部類
A「ごめんなさい。
やっぱり気を遣わせちゃいましたね……
すみません」
しおらしく言う
「いや……大丈夫。本当にうまかったから。
ガヤも喜ぶよ！」
だから、普通にちょっと気を遣ってみると
A「そうですか！？♪
じゃあ、よかったです♪」
さっきとは一転、満面の笑み
表情がコロコロ変わるのね(笑)
A「太輔にあげよー♪」
って、そっちかーい！(笑)
ガヤの強さ(笑)
と、俺の弱さ(笑)
ダメだ……もう、この子、かなりツボ(笑)
笑いをこらえる俺を不思議そうに見ている
人見知りの俺が出会って間もない子と
こんなに話せるのは珍しい
なんでか分からないけど
やっぱり一般人ってのが大きいのか？
俺を越えるマイペース感？
とにかく、女の子と二人きりの
このシチュエーションで
全くって言っていいほど
緊張しないのはごく希なことだった
A「玉森さんは何が好きなんですか？
食べものだと。
バレンタインにチョコがダメってことは
女の子たちは何をあげればいいのかなって。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 943人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もも(プロフ) - 奈津実さん» コメントありがとうございます(^-^)玉ちゃんが実際にどんな人か分かりませんが、なんとなく優しくしてくれそうなイメージがあるので(笑)ぜひ、末永くお付き合いください♪ (2017年7月2日 21時) (
レス) id: d5c8d33727 (このIDを非表示/違反報告)
奈津実(プロフ) - 玉森君がカッコよすぎる！本当に好きですwちょっと最後玉と付き合ってくれーーってなりましたwこれからの関係楽しみにしてます！更新頑張ってください！ (2017年7月2日 2時) (レス) id: bbafc2d582 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - ミィさん» コメントありがとうございます。そうですね。太輔君が後悔するときが来そうです(>_<)まだまだ序章ですが、これから少しずつ３人の気持ちが変化していきます。末永くお付き合いください(^w^) (2017年6月20日 19時) (レス) id: d5c8d33727 (このIDを非表示/違反報告)
ミィ(プロフ) - はじめまして。楽しく読ませていただいています。純粋な主人公ちゃん、かわいいですね。純粋なだけに、太輔くんの本当のことがわかってしまったら、すごく傷つきそうで、ハラハラしながら読んでます。これからも楽しみにしています (2017年6月20日 16時) (レス) id: deebce4b7e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もも
| 作成日時：2017年6月5日 8時
