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48 彼氏彼女 ページ49

いやいや

別に怒られていたわけじゃ






って、ちょっとだけムカっとする







美紀「ふーん。教育係ねー。

藤ヶ谷さんって優しいんだねー。」





ジャケットのことだって思った





見られてた……







みつ「ジャケットぐらいかすっしょ。

寒かったし。」






やっぱり




てか、ぐらい……なんだ






美紀「ふーん。貸すんだー。宏光も?」








みつ「俺は別に。貸さねーよ。」






美紀「本当かなー?」







彼氏彼女の会話






みっくんが好きって……

美紀さんの言葉と声から溢れてる気がする







みつ「なんでだよ。」






面倒くさそうなみっくんも

彼氏感がすごい








美紀「だって、いくら幼馴染みだからって

隣の部屋とかさ。


なんか、普通じゃないもん。」






ちょっと不満気に言う





そんな素振り全然見せてなかったのに……







「なんで、普通だし。別に。」






って、ため息混じり







美紀「部屋とかあげてないよね?





あがったりとか……。」







「してねーよ。」








美紀「そっか。ならいいんだけど。




まー、藤ヶ谷さんが相手じゃ

宏光には勝ち目ないしね(笑)」







みっくんの答えに満足げに返す







「勝ち目って、なんでだよ。



別にあいつは……」



……ただの幼馴染み







分かってるし








美紀「冗談だよ(笑)





宏光にはちゃんと居るしね♪

超可愛い彼女♪」







宏光「はいはい。」







美紀「ねぇ、今日泊まりに行っていい?♪」





泊まりに






みつ「え、今日?んーそうだなー。


あ、次乗り換え。」







そう言うと二人は電車を降りた





私もその後に続いて最寄り駅への電車に

乗り換えた








みっくんたちにもう会いたくないなって






ふたりでみっくんちに

向かうとこなんて見たくない






ましてや隣の部屋に帰るのもなんか気が引けた






最寄り駅まで30分程







乗り換えを済ませた私はただ一人


憂鬱な気持ちのまま

窓の外の流れる景色をぼんやりと

眺めることしかできなかった

☆読者の皆さまへ☆→←47 お前



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もも(プロフ) - ミィさん» コメントありがとうございます☆そう言って頂けてとても嬉しいです(^^)私自身が切ないのが好きで…現実にはきついですが、物語なので( ̄∇ ̄*)ゞこれからも気長にお付き合いください(*^^*) (2019年5月6日 21時) (レス) id: 0e833b3ebd (このIDを非表示/違反報告)
ミィ(プロフ) - 新作、嬉しいです。ももさんの作品は切ないものが多いですが、とても大好きです。今回は最初からもう、切なくて・・・今後も楽しみにしていますね。 (2019年5月6日 17時) (レス) id: 1dbee522b3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もも | 作成日時:2019年5月5日 0時

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