22 藤北 ページ23
藤「みっくんね(笑)」
……って、笑う先輩を見て
「すみません//
私、今一方的に話してましたよね！？//」
喋りすぎたー//
藤「いや、大丈夫。
なんか目に浮かぶわ(笑)」
って、また笑う
「高校時代……藤ヶ谷先輩は北山先輩と……」
仲良かったのかな……
部活も違ったし、
一緒に居る印象はなかったけど
あ、でも確か……
３年のときに引っ越してきて
同じクラスだったような
藤「別に『みっくん』でいいんじゃない？
(笑)」
って前置きして
藤「北山とは高3で同じクラスだった。
俺、高3で引っ越してきたんだけど…
部活も違ったし、それもあってか
そんなに一緒に居たこともないかも。
まー、必要があれば話してはいたけど。」
そっか
やっぱり見たまんまの二人の距離感
でも、女の子たちにはその距離感も
萌えポイントだったんだよね
そうなんだーって頷く私に
藤「なんか懐かしいね。昔の話。」
って、にっこり笑った
その笑顔は高校時代と
全然変わらないんだけど
今までの印象と少し違うのは
藤ヶ谷先輩って、こんなにナチュラルに
接してくれる人なんだって
当時は女の子と話してるところなんて
あまり見たことがなかったから
会社の最寄り駅で電車を降りて
5分程で会社に着いた
藤ヶ谷先輩と一緒に出社
これは誰にも見られるわけにはいかない
きっと会社でも人気があるだろう先輩と
一緒に出社とか
変な憶測を呼びたくない
藤ヶ谷先輩の後ろ、距離をとって歩いていると
藤「ん？何？」
って、不思議そうに見ている
なんでもないですと返しながら
広報部のフロアに着いた
早朝のフロアにはまだ誰も居ない
隣同士に並ぶデスクに荷物を置いた
どうしよ……何すれば
確か今日の午前中も新入社員研修だったような
引き出しの中の資料を確認していると
藤「はい。どうぞ。
コーヒー飲める？ブラックだけど」
って、カップに容れて私のデスクに置くと
隣の自分の椅子に腰かけた
「あ、すみません//」
ヤバイ。
先輩にコーヒー容れさせちゃったよー//
「いただきます//」
さっきも飲んだブラックコーヒー
やっぱりダメ
思わず苦ーいって顔をしかめる私に
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もも(プロフ) - ミィさん» コメントありがとうございます☆そう言って頂けてとても嬉しいです(^^)私自身が切ないのが好きで…現実にはきついですが、物語なので(￣∇￣*)ゞこれからも気長にお付き合いください(*^^*) (2019年5月6日 21時) (
レス) id: 0e833b3ebd (このIDを非表示/違反報告)
ミィ(プロフ) - 新作、嬉しいです。ももさんの作品は切ないものが多いですが、とても大好きです。今回は最初からもう、切なくて・・・今後も楽しみにしていますね。 (2019年5月6日 17時) (レス) id: 1dbee522b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もも
| 作成日時：2019年5月5日 0時
