検索窓
今日:9 hit、昨日:8 hit、合計:304,569 hit

12 妹 ページ13

と言いながら

すでにお肉を物色してるし






「ねぇ、まだ一緒に作るとは言ってない//」






みつ「あ、これとかいんじゃん?

お手ごろだし。」






お肉のパックを手に取る



全然聞いてないし






あれよあれよという間に流されて

結局ふたり分の食材を購入した






お代はみっくんもちだけど





スーパーの袋を片手に店をでると

当たり前のように

荷物を代わりに持ってくれるみっくん






そして、当たり前のように車道側を歩く







今まで意識していなかったけど

昔はこんな風にジェントルなことを

サラリとやってくれていた記憶がない






なんだかんだで面倒見がよかったのは

確かだけど







そう思うと、私が知らない空白の6年間と

それを知ってるだろう美紀さんのことが

頭に浮かんだ








「じゃあ、できたら持っていくね。」






部屋の前まで来て、みっくんから袋を受けとる







みつ「え、なんで?一緒に食わないの?

てか、一緒に作ろうぜ。」





明日休みだし、飲みながらやろーよ♪

そんな感じで軽く言う






私もさっきまでそう思ってたけど

みっくんには美紀さんがいる







だから、やっぱりこんなのはマズイのでは…







みつ「あ、何?もしかして美紀のこと?




大丈夫だよ(笑)





Aのことは、血が繋がってないけど

妹みたいなもんだって話してあるし

美紀だって俺たちが

何かあるなんて思わないからさ(笑)」






意識しすぎーって、笑う







妹……いつだってそれが私の立ち位置






そんなのは、もうずっと昔から分かってる

みっくんを好きなんだって気づいたときから







でもやっぱり、みっくんの口から

そんな台詞を聞くと少しだけ凹む








「でも……」







みつ「あ、もしかして部屋で

ふたりになっちゃったら

俺に襲われるとか思ってんの?




ない!ないない!絶対無いから安心しろ!」






私の肩に手を置くと力強く頷いた




なんかもう、凹むを通り越して

潔ささえ感じる







みっくんに半ば強引に押しきられるかたちで

みっくんの部屋で一緒に料理することになった







1度部屋に戻ってスーツを脱いで

部屋着に着替える






ちょっと可愛いのにしてみようか……

なんて思ったりしたけど

絶対笑われるからやっぱりやめた







ピンポーン







みっくんの部屋のチャイムを押すと

上下黒のスエット姿のみっくんが出てきた

13 みっくんの部屋→←11 馬子にも衣装



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (320 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1256人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

もも(プロフ) - ミィさん» コメントありがとうございます☆そう言って頂けてとても嬉しいです(^^)私自身が切ないのが好きで…現実にはきついですが、物語なので( ̄∇ ̄*)ゞこれからも気長にお付き合いください(*^^*) (2019年5月6日 21時) (レス) id: 0e833b3ebd (このIDを非表示/違反報告)
ミィ(プロフ) - 新作、嬉しいです。ももさんの作品は切ないものが多いですが、とても大好きです。今回は最初からもう、切なくて・・・今後も楽しみにしていますね。 (2019年5月6日 17時) (レス) id: 1dbee522b3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:もも | 作成日時:2019年5月5日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。