41 コンビニ ページ42
しばらくすると
お酒が底をついて
近くのコンビニに買い出しに行くことになった
周りが少しずつ薄暗くなり始めると
肌寒さを増す春の夕暮れ
コンビニに向かって歩いていると
藤「俺も行くよ」
って、後ろから藤ヶ谷先輩が追いかけてきた
「藤ヶ谷先輩//大丈夫ですよ！
一人で行けますから
みんなのところに居てください//」
って言うと
藤「いや、ちょっと疲れちゃったからさ。」
人指し指を唇に当てて、内緒ねって笑った
その姿になんだか親近感
完璧な藤ヶ谷先輩も疲れたりするんだ
コンビニで買い物を済ませて外に出ると
あ……
「みっくん……」
……の隣には……美紀さん
美紀「Aちゃん！
同じ場所でお花見とかすごい偶然だね！
宏光に言われて見たら居たから
びっくりしちゃった♪」
って、満面の笑みで話しかけてくる彼女は
みっくんにぴったり寄り添って
宏光……
彼女だって見せつけてるみたいだ
……。
「私も驚きました。
美紀さん、みっくん……北山先輩と
同僚だったんですね。」
まるで牽制しあうみたいな会話に
違和感を感じるのは、私がみっくんを好きで
そのことに、多分美紀さんが……
気づいているから
隣に居る
藤ヶ谷先輩と北山先輩を置き去りにして
変な空気が私たちの間に流れていた
キョトンとしてる藤ヶ谷先輩に
美紀さんをみっくんの同僚で
私の知り合いだとだけ紹介した
そして美紀さんには
藤ヶ谷先輩を私の同僚だと
美紀「そうなんですね。
○○社っていうと、同系ですよね。
また、何かでご一緒するかもしれませんね。
そのときは、よろしくお願いします。」
うちの会社は一部上場の大手企業
会社の規模、社員もかなり多いから
自分の部署を外れると知らない人がほとんどだ
みっくんの会社は……名前こそ聞いたことは
ないけれど、このご時世に生き残って
いるのだから、きっと立派な会社なんだろう
仕事の話を詳しく聞いたことがなかったけれど
同系って……広告とかもやってるんだ
美紀さんはにっこり笑うと
みっくんと二人、私たちが出てきたコンビニへ
と入って行った
みっくんとは、一瞬目が合ったけど
何も言わない
『美紀はそんなの気にしないし』
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もも(プロフ) - ミィさん» コメントありがとうございます☆そう言って頂けてとても嬉しいです(^^)私自身が切ないのが好きで…現実にはきついですが、物語なので(￣∇￣*)ゞこれからも気長にお付き合いください(*^^*) (2019年5月6日 21時) (
レス) id: 0e833b3ebd (このIDを非表示/違反報告)
ミィ(プロフ) - 新作、嬉しいです。ももさんの作品は切ないものが多いですが、とても大好きです。今回は最初からもう、切なくて・・・今後も楽しみにしていますね。 (2019年5月6日 17時) (レス) id: 1dbee522b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もも
| 作成日時：2019年5月5日 0時
