14 恋の予感！？ ページ15
子供の頃も
よくふたりで料理はしたけれど
みっくんが独り暮らしをする部屋で……
というシチュエーションが
たまらなくドキドキした
私たちふたりの間には
起こり得ないことをまた考えてしまう
みつ「はい。」
ビールをとって冷蔵庫から戻ってきた
みっくんから手渡されたのはオレンジジュース
「え、なんで？」
みっくんはビールなのに。
みつ「え、だってお酒まだ飲めないでしょ？」
って、大真面目に言うから
「飲めるよ！私、今年で23だから！」
って返すと
みつ「あ、そうかそうか！
すげーちびなイメージ(笑)
もう、俺んなかでは未だに
高校生って感じだから」
ハハハ〜って笑うとオレンジジュースを
戻して、ビールを持ってきてくれた
みつ「じゃあ、とりあえず
社会人初日お疲れー。」
ふたりで乾杯すると
みつ「で、どうだったよ？
社会人デビューは。」
みっくんが切り出す
「うん。すっごく緊張したけど
友だちができた//」
と、萌ちゃんのことを話す
みつ「へー。よかったじゃん。
同じ部署とか、友だちは大事にしろよー。」
その返答がやっぱりお兄ちゃんなみっくん
みつ「他のメンバーは？」
って聞かれて
藤ヶ谷先輩のことを思い出した
「あのね、みっくん覚えてるかな……」
って、藤ヶ谷先輩の話をすると
マジで！？って、目を丸くして驚いている
みつ「てか、藤ヶ谷もこっちに来てたんだ。」
って言うから
やっぱり会ったりはしてないんだなって
みつ「で、藤ヶ谷どうよ？元気だった？」
「うん。部署の若手の中でも
頼りにされてるみたい。
高校のときと全然変わらないかな。
相変わらず王子様みたいだった。」
当時の雰囲気をそのまま
なんだったら大人の色気さえ
感じてしまうぐらいだったから。
みつ「王子様って(笑)
で、その王子様が
Aの教育係りになったんだー。」
へーって、ビールを飲み込む
みつ「これはとうとうAにも
恋の予感だなー。」
感慨深そうに言う
「恋の予感って//
なんでよ！
確かに藤ヶ谷先輩はかっこいいけど//」
恋の予感……みっくんが言うな
でも、確かに藤ヶ谷先輩はかっこいいけど
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もも(プロフ) - ミィさん» コメントありがとうございます☆そう言って頂けてとても嬉しいです(^^)私自身が切ないのが好きで…現実にはきついですが、物語なので(￣∇￣*)ゞこれからも気長にお付き合いください(*^^*) (2019年5月6日 21時) (
レス) id: 0e833b3ebd (このIDを非表示/違反報告)
ミィ(プロフ) - 新作、嬉しいです。ももさんの作品は切ないものが多いですが、とても大好きです。今回は最初からもう、切なくて・・・今後も楽しみにしていますね。 (2019年5月6日 17時) (レス) id: 1dbee522b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もも
| 作成日時：2019年5月5日 0時
