19 鍵を返しに ページ20
翌日、仕事帰りに
藤ヶ谷さんの家に立ち寄った
連絡手段がない私
突然家におしかけることしかなかった
だって、やっぱり
初めて会った人の部屋の鍵を
持ってるなんていけない気がしたから
もちろん、私はずっと前から
彼を知っていたけど
付き合ってるとはいえ
初めて会ったばかりの私に
鍵を預けるなんて不安だろうし
って、付き合ってるのかー//
私たち///
いやいや……あれは夢だったかも//
「あれ？……」
エントランス近くで
さりげなく待っていると後ろから声がした
藤「こんばんは。」
わ///夢じゃない///
目の前に大好きな太p……///
藤「あがってく？」
固まっている私に優しく声をかけてくれた
人生２回目に上がる男性の部屋
人生２回目の太pの部屋
リビングに通されるとソファに座った
藤「はい。どうぞ。」
そう言って飲みものを出してくれた
藤「部屋に上がってればよかったのに」
「でも……まだ知り合ったばかりだし。
それに……実は今日は鍵を返しに来たんです」
不思議そうに私の手のひらの鍵に
視線を落とした
藤「なんで？
やっぱりやめたくなった？俺と付き合うの」
「いえ///ちがくて……///
まだ知り合ったばっかりだし
やっぱり不安なんじゃないかなって……
藤ヶ谷さんが」
藤「……いたずらすんの？俺んち。」
「しません！しません！絶対にしません！」
そりゃ、色々気になるけど
そんなことできない
藤「なら持ってればいいのに(笑)」
優しく笑う
「でも……やっぱり、まだ早いかなって。
え、あ、いや///
別にいずれは欲しいとかって
言ってるわけじゃないんですけど///」
藤「うん(笑)」
一人でつっこむ私を面白そうに見ている
藤「そか！よし！じゃあ鍵は預かるよ！
その代わり……携帯かして？」
携帯？
手渡すとサラリと操作して私に戻した
藤「それ、俺の連絡先。
いつでも連絡して？♪」
「え、いいんですか！？///」
だって私、まだまだ藤ヶ谷さんにとっては
得体の知れない存在だし
藤「なんでよ(笑)
あーイタズラ電話とかすんの？」
冗談ぽく言う
「しません！しません！絶対しません！//」
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もも(プロフ) - ともさん» いつもありがとうございます☆リクエスト……なかなか余裕が無いのですが……参考程度にお聞きかせください(^-^) (2018年1月29日 23時) (
レス) id: d5c8d33727 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - こんばんは！いつも更新楽しみにしてます！リクエスト大丈夫ですか? (2018年1月29日 22時) (レス) id: 7b359c6e4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もも
| 作成日時：2017年5月18日 10時
