13 Tsaid 純白ガール ページ14
玉森said
ファンサービスがメインの曲で
手を振りながら外周を回ってるときだった
みんなの団扇を見ながら
できるだけファンサを返す
『ピースして』から始まり
『投げキッス』『たまぴよ』『エアハグ』
など、いたる要求の内輪の中
ピンクの縁取りで黄色の平仮名が目にとまった
『い、て、く、れ、て、ありがとう』
『居てくれて、ありがとう』
その言葉を見たとき一瞬
会場の音がやんで時が止まったような気がした
『素敵な時間をありがとう』とか
『幸せをありがとう』とかは
わりとよく見かけるけど
『居てくれて……』
どんな俺らも受け入れてくれるような
存在を肯定してくれるような……
そんな団扇は初めてだった
俺らが居るだけでいい……
そう言ってくれてる気がして
最近、仕事に煮詰まってた俺は
なんだか一気に肩の荷がおりたきがした
思わず団扇を持った子を見ると
目線が間近の俺じゃなくて
少し離れた場所のガヤを一心におっていた
それできっとガヤのファンだと思ったんだ
コンサートの最中、なんだか気になって
何度か彼女を見たけど
一度も目が合わないのは
ガヤだけを見つめていたからだ
その一途な感じがわりと好きで
楽屋口で一人不安気にウロウロしているのを
見たらガヤに会わせたくなった
まさか、そんなところで会うとは
思ってなかったけど
だからこそ、不思議な縁を感じて
ガヤのとこへ連れていったんだ
それに……ここ数年のガヤは口では軽く遊ぶけど
女の子を持ち帰ったりしなかったし
だから、ただ会わせるだけのつもりで……
でも、これを話すと俺が彼女を
特別視してたみたくなって
面倒だから間は省略した
ガヤ「それだけ？(笑)
なんだ。てっきり玉の好みなのかと思った」
「いや……別に」
ガヤ「そっか。でも、ありがとな。
あのこ今時珍しい天然記念物なみの
存在みたいだからさ(笑)」
宮田「それどういう意味？」
ニカ「……処女ってこと！？」
千「まじ！？あのこアルコールいけてたよね？
なのに処女なの！？」
……。
ワタ「お前ら、楽屋で連呼すんな。
しかも声がでかい」
正論。
ガヤ「とにかく今時居ない
純白ガールなわけ。」
純白……つーかそれ、俺の言い回し
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もも(プロフ) - ともさん» いつもありがとうございます☆リクエスト……なかなか余裕が無いのですが……参考程度にお聞きかせください(^-^) (2018年1月29日 23時) (
レス) id: d5c8d33727 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - こんばんは！いつも更新楽しみにしてます！リクエスト大丈夫ですか? (2018年1月29日 22時) (レス) id: 7b359c6e4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もも
| 作成日時：2017年5月18日 10時
