STORY17 お悩み相談(2) ページ19
「お前は結構オシャレなの頼むのな。」
「そうですか? …好きなんです、イチゴもタルトも紅茶も。」
「へー。」
聞いておいて、興味がなさそうな反応をする銀さんに呆れつつ、そういえばと話をする。
「さっきのストーカーって何です? 銀さんストーカーに悩まされているんですか?」
「あー。別に悩むってほどじゃねーが、気づいたらいるんだよな近くに。大体天井裏とかに。」
「いやそれ本当にやばいやつなんじゃ…真選組に相談は?」
「や、トップがストーカーしてるからもうダメだと思う。それに相談したところでどうこうなるようなストーカーじゃねーの。」
トップがストーカー。
更なるパワーワードで頭がパンクしそうだ。
今度総悟君に聞いてみよう。
「俺は男だし、ちゃんと対処できてるから大丈夫なんだよ。それよかおめーの悩みは?」
銀さんの言葉で思い出した。
パワーワードの2連チャンで忘れてしまっていた。
「ストーカー被害なんて聞いてから話すの、小さい悩みすぎて気がひけるんですが。」
「悩みに大きいも小せーもあるか。それは自分次第なんだよ。」
確かにそうだ。
大人だなぁ銀さんは。
普段からこうだったらモテるのに。
実は…と銀さんに話した。
もちろん相手の名前は伏せて、だ。
弟のように可愛がっている男の子が、急に帰ってしまったと。
いつもと様子が違くて何かしてしまったのかと不安だと。
そういう話。
「男がいつもと様子が違うときは、大体 エ ロ い こと考えてるか、うんこ行きてーか、あとは…そうだなぁ。」
「もう、真面目に考えてくださいよ。」
適当な答えを適当に並べるから、少しむくれる。
そんな私を見て、なぜか銀さんは楽しそうだ。
「おめーそれ真選組の男だろ。」
「え、何で…。」
「ばーさんがいい人いるらしいって言ってたしな、カマかけただけだったが当たりみてーだな?」
…はめられた。
私はさらにむくれる。
銀さんが何で楽しそうなのかわかった。
面白いものを見たようにニヤついている。
…腹立つ。
「ま、大丈夫だ。Aが他人に気に障ることするとは思えねーし、可愛がってるやつなら尚更。まあ強いていうなら可愛がりすぎたんじゃね? 相手は弟みてーとはいえ___。」
銀さんの言葉がこだまして、脳内を占めた。
自分でも顔の表情が固まったのがわかる。
そうだ、総悟君は、男の子。
___男だぞ。
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たいる(プロフ) - わかさん» こっちにもコメントくださってたんですね!笑ありがとうございます。笑っていただけて良かったです笑笑 (2021年7月11日 17時) (レス) id: 14bca84003 (このIDを非表示/違反報告)
わか - ミョウバンは笑った!!笑笑 (2021年7月7日 21時) (レス) id: 44294a6bf9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たいる | 作成日時:2021年1月8日 0時