愛のモノローグ (ページ45)

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ふたりでコソコソページ45

藤ヶ谷side

「いいじゃ～ん。ちょっとぐらい！」

藤「やだ。二カ口軽いもん。」

「そんなことないじゃん！」

北「二階堂、声、でけーよ。」

“仕方ないでしょ！”って、

やたら声を張って喋っているのは、

この店の唯一の店員、二階堂。

北山となんかで知り合って、

どうにかこうにかなって、

今は一緒に働いてるらしい。

俺も北山に愚痴を言うために、

ちょくちょく顔を出すから、

ニカとは自然に仲良くなった。

北「藤ヶ谷にも、プライデートってのがあるんだかんな？」

二「でも、二人でこそこそ話してんじゃん！」

“こそこそしてんの知ってるんだかんね！”って………

なんか、修羅場みたいになってんじゃん。

二「ねぇ、ガヤさん、俺とガヤさんとのなかでしょ！？」

藤「別にそんな関係じゃないじゃん。」

二「そんな冷たいこと言わないでさぁ～、ね！」

二カが言い出したら、止められるものはいない。

いつも北山が適当にどっかにやって、片付けてくれる。

でも、何も言ってこない。

………北山でも無理なの？

北「はぁ。二階堂、買い出し行ってこい。」

二「何で今！？」

北「今から、寒くなるらしいぞ？」

“はぁ、そんな事言われたら、行かなきゃじゃん！”と、逆ギレしてる二カにお金とメモを渡して、

北「変な人には、ついていくんじゃねぇぞ。」

二「ふん！ミツより優しかったら、ついていくかもね！」

北「そんときは、金と材料はおいてから、ついていけよ。」

二「この、薄情者！ミツのバーカ！」

勢いよく出ていくニカに

“お前ぜって～薄情者の意味違ってるかんな～”って

言いながら、手を降る北山は

やっぱりニカの事が心配何だろうか？